カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

3月19日 ウィッグ(Wig)の日

 3月19日はウィッグ(Wig)の日。「ウィッグ」をポジティブに捉えてもらうとともに、同社の新ブランドである「o-wig(オーウィッグ)」の発売を記念するという目的で、株式会社アデランスが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、3と19の「3」を右に90度回転させるとアルファベットの「w」に見え、更に、1を「i」、9を「g」と見立てると「wig」と読めることから、3月19日とした。

かつら・ウィッグ・エクステの違い

 「かつら」を英語に訳すると「ウィッグ」なので、本来かつらとウィッグは同じ意味なのだが、現在の日本では一般的にファッション用のものを「ウィッグ」薄毛を隠すためのものを「かつら」と呼んでいる。このことから、ファッション目的で男性が付けるかつらの事を「メンズウィッグ」、薄毛を隠すために女性が付けているかつらを「女性用かつら」と呼ぶこともある。

 また、エクステとは、「ヘアーエクステンション」の略で、ショートヘアの女性がロングヘアにする目的で用いられる。ファッション目的という意味ではウィッグと同じだが、ウィッグとは違い一度付けると簡単には取れない。また、被り物ではないため、かつらではなく付け毛に分類される。

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 ウィッグは、頭髪の代わりやファッションの一部として使用される装身具で、その用途や機能に応じてさまざまな種類があります。ウィッグは大きく分けて医療用とファッション用に区別され、それぞれに特有の特徴があります。

 医療用ウィッグは、抗がん剤治療などで髪を失った人のために開発されており、デリケートな頭皮を考慮して低刺激性の素材を使用しています。これらのウィッグは、通気性を高め、頭皮への負担を最小限に抑える設計がされています。また、自然な見た目を重視し、一般的なヘアスタイルやナチュラルな色合いのものが多く見られます。

 ファッション用ウィッグは、スタイルの変更やイメージチェンジを目的としたもので、多彩な色やスタイルが展開されています。医療用ウィッグに比べ、デザインの多様性やコスト面でのアクセシビリティが特徴です。

 ウィッグの素材には、「人毛」「ファイバー(人工毛)」および「人毛とファイバーのミックス」があります。人毛ウィッグは、自然な質感とスタイリングの柔軟性が特徴ですが、メンテナンスが必要です。ファイバー素材のウィッグは手入れが容易でコスト効率が良い一方で、静電気が発生しやすく、自然さに劣ることがあります。ミックス素材のウィッグは、両素材の利点を兼ね備え、自然な外観と維持のしやすさを実現しています。

 医療用ウィッグの選択においては、JIS規格認定の「M.wig(メディカルウィッグ)」マークがあるものを選ぶことが推奨されています。これは、ウィッグの品質や安全性が保証されていることを意味し、特にデリケートな頭皮を持つ人にとって安心材料となります。ウィッグは、個人のニーズに合わせて適切に選択することで、生活の質を向上させる助けとなる重要なアイテムです。

記念日とかいろいろ