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6月28日の誕生石　ブルー・ジルコン

　ブルージルコンは、その名の通り、美しい青色をしたジルコンの一種で、熱処理によって赤褐色から変色したものです。自然界ではブルージルコンは存在せず、熱処理により青色を呈する特性があります。この石は特に、その高い分散率とダブリングと呼ばれる特性から、ダイヤモンドの類似石として利用されてきました。

石言葉

　ブルージルコンの石言葉は、「幻覚、夢みる思い」です。これは、この石がその美しい色と独特の輝きにより、見る人に夢や幻想を喚起する力があることを表しています。また、「夢みる思い」の部分は、この石が持ち主に新たな可能性や夢への道を示すとも解釈されます。

パワーストーンの効果

　ジルコン、特にブルージルコンは、新しい出会いや新しい挑戦にパワーを与えるとされています。また、女性の出産の守りとされ、出産の痛みを和らげる効果があるとされてきました。さらに、持つ人やその周りの人々に、自分の中にある美しさや柔らかさについて気づかせ、精神を癒し、静かで平和な方向へと導くとも信じられています。

歴史

　ジルコンは古くは18世紀にスリランカで発見され、そのダイヤモンドに類似した特性から、品質の低いダイヤモンドと呼ばれていました。後に熱処理によってブルー・ジルコンが作り出され、その美しい色と輝きから人々に愛されるようになりました。

語源

　ジルコンという名前はアラビア語の「zarqun・朱色」もしくはペルシャ語の「zar・金色」から来ています。これは元々のジルコンがオレンジやブラウンなど、暖かみのある色をしていたことに由来します。

その他

　ブルージルコンの化学式はZrSiO₄で、その硬度はモース硬度で7とされています。その高い屈折率とダブリングと呼ばれる特性から、時折「スターライト」という別名でも呼ばれることがあります。