カレンダーをめくってみれば
～今日は何の日？～

6月9日の誕生石　バロック・パール

　バロックパール（Baroque Pearl）は、一定の形状を持たない不規則な形状の真珠のことを指します。バロックという名前は17世紀にヨーロッパ全土で流行したバロック様式から取られており、その特徴的な形状と個性的な輝きが人々の目を引きます。形状が一定でないため、世界に一つだけの形とも称され、その独特の表情と美しさが評価されています。

石言葉

　バロックパールの石言葉は「芸術性」です。これはバロックパールの不規則な形状と、その一つ一つが異なる独特の輝きが、芸術的な個性や創造性を象徴するとされるためです。バロックパールは自然の芸術品ともいえ、その美しさと多様性がこの石言葉に繋がっています。また、バロックパールは「高貴」や「エレガント」の意味も持つとされ、その高貴な美しさとエレガンスが持ち主にも反映されると信じられています。

パワーストーンの効果

　バロックパールはパワーストーンとして「女性の持つ内面的な魅力を美しく輝かせる力」を持つとされています。その独特な形状と美しい輝きは、持ち主の個性や内面の美しさを引き立て、魅力を高めると言われています。また、精神をリラックスさせる効果もあり、ストレス等で疲れた体を癒してくれたり、持ち主を守ってくれる力があるとされています。

歴史

　真珠は古来より美しさと高貴さを象徴する宝石とされ、王族や貴族たちに愛されてきました。特にバロックパールは、その独特の形状と美しい輝きが人々の目を引き、17世紀ヨーロッパ全土で流行したバロック様式の名前の由来ともなりました。

伝承

　バロックパールは、「月の雫」や「人魚の涙」とも呼ばれており、このような神秘的な伝承が伝えられています。その神秘性はバロックパールの持つパワーとも関連しており、守護の力が強い宝石とされています。

その他

　真珠（パール）は、真珠層（nacre）と呼ばれる物質が何層にも重なって形成される自然の産物であり、化学式ではCaCO₃ · H₂O · conchiolin（コンキオリン）と表されます。モース硬度は2.5-4.5、比重は2.60-2.78です。バロックパールは、日本では「形崩れ真珠」や「不規則形真珠」などとも呼ばれています。