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6月14日の誕生石 フラッグ・インクルージョン内包エメラルド

6月14日の誕生石 フラッグ・インクルージョン内包エメラルド

 エメラルドは、非常に美しい緑色を持つ宝石で、ベリルという鉱物の中でも特に質の高いものがエメラルドと称されます。その鮮やかな緑色は、クロムやバナジウムによって生み出されます。エメラルドは非常に高価な宝石で、大きくクリアなものほど価値が高く、希少価値はダイヤモンドをも上回ることがあります。エメラルドの化学式はBe3Al2Si6O18で、モース硬度は7.5-8、比重は2.67-2.90です。エメラルドの結晶系は六方晶系に属します。

石言葉

 エメラルドの石言葉は「見識眼」です。これはエメラルドが持つ明瞭な視力と洞察力を象徴しています。この石を持つ人は、自分自身や周囲の人々、さらには世界そのものを深く理解し、物事をより明確に見る能力があると言われています。この「見識眼」は、エメラルドを持つ人が持つ視点の広さと深さを表しています。

パワーストーンの効果

 エメラルドは非常にヒーリング効果が高いと言われており、持つ人の感情を安定させ、バランスを保つ助けをします。また、エメラルドは愛情の象徴とされ、恋愛成就や結婚のお守りとして人気があります。これは、エメラルドが持つ深い緑色が心を落ち着かせ、愛情を深める力を象徴しているとされます。さらに、エメラルドは周囲を見つめる余裕を養う石ともされ、日常生活の忙しさで見失いがちな周囲の事象を改めて見つめ直す力を与えると言われています。

歴史

 エメラルドは古代エジプトの時代から人々に愛されてきた宝石で、クレオパトラが特にエメラルドを愛したと言われています。その後も、エメラルドは中世のヨーロッパの王室や教会で、その美しさと象徴する豊かさから高く評価されてきました。また、16世紀にスペインが新大陸を征服した際、インカ帝国の豊富なエメラルドの産出地を発見しました。これがエメラルドが世界的に知られるきっかけとなりました。

伝承

 エメラルドには古代から様々な伝承があります。一つには、エメラルドは愛と忠誠を象徴し、恋人たちに永遠の愛を約束するというものがあります。また、エメラルドは持つ者に洞察力と明晰さをもたらし、真実を見抜く力を与えるとも言われています。これらの伝承は、エメラルドの深い緑色が持つ落ち着きと豊かさ、そして鮮やかさから生まれたものでしょう。

その他

 エメラルドは翠玉(すいぎょく)または緑玉(りょくぎょく)とも呼ばれ、その名前は古代ペルシャ語で「緑の貴石」を意味する「smaragdos」から来ています。また、エメラルドはその結晶中に多くのインクルージョン(内包物)を含み、これらの内包物が「フラッグ・インクルージョン」と呼ばれる形状を持つことがあります。フラッグ・インクルージョンは、羽根のような形状をした大きな内包物が旗のように見えることから名付けられました。このようなインクルージョンは、エメラルドの成因と生成環境を反映しており、天然石であることの証ともなっています。

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