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6月8日の誕生石 レイン状インクルージョン内包アクアマリン

6月8日の誕生石 レイン状インクルージョン内包アクアマリン

 アクアマリンは、淡い青色から深い青色までの美しい海水色を持つベリル(緑柱石)の一種です。レイン状のアクアマリンは、その内部に液状のインクルージョン(内包物)が存在し、これが雨が降るような模様を描くことからこの名が付きました。アクアマリンの名前自体は、ラテン語の「アクア(水)」と「マリン(海)」から来ており、その名の通り、青い海を思わせる色合いを持つことから、水や海を象徴する石ともされています。

石言葉

 アクアマリンの石言葉は「霊的感化力」です。この石言葉はアクアマリンが持つ美しい青色と、その静かな輝きから来ており、精神を穏やかにし、持ち主の霊的な成長を促す力があると言われています。また、アクアマリンは「愛を深め、復活させる」という意味も持つとされ、愛する人との絆を深め、互いの理解を高める力を持つと信じられています。

パワーストーンの効果

 アクアマリンは、富・幸福・健康を象徴する石として知られています。この石は持ち主に対し、裕福で穏やかな生活をもたらし、また健康を保つ力を持つとされています。アクアマリンはエメラルドと同じベリルファミリーに属するため、その持つパワーは似ていますが、アクアマリンは特に感情の安定やストレスの軽減、心身のリラクゼーションに役立つと言われています。

歴史

 アクアマリンは古代から人々に愛されてきた宝石で、古代ローマの漁夫たちは海難防止と「豊漁の石」としてお守りにしました。また、職人たちはこの石を用いて美しい装飾品を作り出しました。エジプト王家の墓からもアクアマリンの装飾品が出土されており、その歴史の古さと世界各地での愛され方がうかがえます。

伝承

 神話では、「海底の美しい海の精の宝物が浜辺に打ち上げられて宝石になった」とされています。この伝承は、アクアマリンがその美しい色合いと輝きから、海の神秘と力、美しさを体現する宝石であるという人々の信仰を反映しています。

その他

 アクアマリンの化学式はBe3Al2Si6O18で、その構成はベリリウム、アルミニウム、ケイ素、酸素からなります。この石は六方晶系に属し、そのモース硬度は7.5-8、比重は2.67-2.90となっています。和名は「海水石(かいすいせき)」で、3月の誕生石としても知られています。

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