6月の誕生石 アレキサンドライト

クリソベリル・アレキサンドライトまたはアレキサンドライトは、クリソベリルの一種で、その独特の光の反射によって色が変化します。自然光下では、美しいイチゴの葉のような緑色を放ち、人工光線下ではイチゴの赤色に変化します。この色の変化は、石が光の波長を吸収する際の差によって起こる現象です。クリソベリルの化学式はBeAl2O4で、斜方晶系に分類され、その硬度は8.5、比重は3.8となっています。
石言葉
クリソベリル・アレキサンドライトの石言葉は「愛と性の充実」です。この石の色の変化、緑から赤へと変わる特性が、知性(緑)と情熱(赤)のバランス、および両者が一体となった愛情の象徴とされています。また、この石言葉は、持ち主の愛情が深まり、情熱が増すことを促す力を持つとされています。特に、人間関係の調和や愛情表現の強化に働きかけ、人間性の充実を促すと信じられています。
パワーストーンの効果
クリソベリル・アレキサンドライトは、非常に高いパワーを持つ石とされています。特に、邪悪なものや悪霊から身を守る力を持つとされ、持ち主を危険から守り、安全と平和をもたらすと信じられています。また、持ち主の内なる力を引き出し、困難を乗り越える勇気を与えるとも言われています。
歴史
アレキサンドライトは、1831年にロシアのウラル山脈で初めて発見されました。この石が昼は緑色、夜にローソクの光の下で赤色に変わるという特異な性質が注目され、発見された年に当時のロシア皇帝ニコライ1世に献上されました。また、献上された日が皇太子アレクサンドル2世の12歳の誕生日であったため、この石にアレキサンドライトという名前が付けられました。
伝承
クリソベリル・アレキサンドライトには、愛と性の充実を象徴するという伝承があります。また、この石は、光の環境によって色が変わる特性から、変化と適応の象徴ともされています。これは、人生の困難な状況や変化に対応する能力を高めるという意味にもつながります。
その他
クリソベリル・アレキサンドライトは、日本では金緑石とも呼ばれます。その独特の色の変化は、アレキサンドライト効果とも呼ばれ、自然の光と人工の光の中で色が変化するという特性から、珍重されています。しかし、この石は希少で、高品質のものは特に珍重され、ジュエリーやコレクターズアイテムとして人気があります。
6月の誕生石
6月の誕生石一覧
- アレキサンドライン・サファイア(アレキ型サファイア)(6月1日)
- アンバー(透明)(6月2日)
- 逆四分ゴールド(6月3日)
- オドントライト(6月4日)
- クリソベリル・アレキサンドライト(6月5日)
- トルマリンレイテッド・クォーツ(針入水晶)(6月6日)
- ピンク・パール(6月7日)
- レイン状インクルージョン内包アクアマリン(6月8日)
- バロック・パール(6月9日)
- クォーツ原石(6月10日)
- ホワイト・ラブラドライト(6月11日)
- マベ・パール(6月12日)
- ウンバライト(マラヤ・ガーネット)(6月13日)
- フラッグ・インクルージョン内包エメラルド(6月14日)
- サードオキニスのカメオ(6月15日)
- ブルー・オパール(6月16日)
- カボッション・カットのアメシスト(6月17日)
- ゴールド・ナゲット(6月18日)
- ベール状液体インクルージョン内包サファイア(6月19日)
- グリーン・フルオーライト(6月20日)
- サーペンテイン(6月21日)
- サンストーン(6月22日)
- ルビー・イン・ゾイサイト(アニョライト)(6月23日)
- ウォーター・オパール(6月24日)
- マラカイト原石(6月25日)
- スぺサルタイト・ガーネット(6月26日)
- マルチカラー・トルマリン(6月27日)
- ブルー・ジルコン(6月28日)
- ジャスパー(6月29日)
- ユーレックサイト・キャッツアイ(6月30日)