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3月21日 国際ノウルーズ・デー

 3月21日は国際ノウルーズ・デー。イラン暦の元日である「ノウルーズ」を、2010年に国際連合が「国際ノウルーズ・デー」として制定した。「ノウルーズ国際デー」と呼ぶこともある。
 英語名は"International Day of Nowruz"。

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 International Day of Nowruz(国際ノウルーズの日)は、2010年に国連総会で制定された記念日で、毎年3月21日に祝われています。制定の背景には、ノウルーズが持つ文化的価値や、異なる国や民族が共有する伝統を称えることが目的とされています。ノウルーズは、古代ペルシャの新年であり、春分を迎える祝祭として、イランやアフガニスタン、中央アジア諸国などの国々で祝われています。

 International Day of Nowruzの目標は、ノウルーズの文化的伝統を広く認知させ、文化的多様性や対話、国際理解を促進することです。ノウルーズは、家族や友人が集まり、新しい始まりを祝う機会であり、国や民族の枠を超えて人々が互いに理解し、共感し合うことを目指しています。

 この記念日に推奨される取り組みには、ノウルーズに関する教育や啓発活動、ノウルーズを祝うイベントや祭典の開催、そして国際協力や文化交流を通じてノウルーズの伝統や意義を共有することが含まれています。また、各国政府や地域社会、個人が、ノウルーズの祝祭を通じて互いの文化を尊重し、理解し合うことが期待されています。

 International Day of Nowruzによる具体的な成果は、ノウルーズの文化的価値や意義が広く認知され、異なる国や民族が共有する伝統が称えられていることが指摘されています。また、この記念日を通じて、文化的多様性や国際理解が促進され、平和や友好の枠組みが強化されています。

 この記念日の重要性は、ノウルーズが持つ普遍的な価値を広く認識させることにより、異なる国や民族の枠を超えた文化的対話や理解を促進する点にあります。また、ノウルーズの祝祭を通じて、人々が互いの文化を尊重し、共生を目指す精神が育まれることも、この記念日の重要性を示しています。

ノウルーズとは

 イラン暦の元日。ペルシア語で『ノウ(now、نو)』は「新しい」、『ルーズ(rūz、روز)』は「日」を意味する。日本では春分の日に当たる日で、イランを中心に、中央アジアからアフリカまでに及ぶ広い地域で祝われる祭日。古代ペルシアの宗教であるゾロアスター教の祝祭が元になっていると言われている。ユネスコ無形文化遺産に登録されいる。

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 ノウルーズの祝祭は、一般的に13日間続き、家族や友人が集まり、新しい始まりを祝う機会となります。この期間中、家庭では大掃除が行われ、新しい衣服が身につけられ、特別な料理が振る舞われます。また、ハフト・シーンと呼ばれる飾り台が設置され、象徴的な7つのアイテムが並べられます。これらのアイテムは、すべてペルシア語で「s」で始まる言葉であり、例えばリンゴ(sib)、銀ベリ(senjed)、酢(serkeh)などが挙げられます。

記念日とかいろいろ

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