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1月3日の誕生花 千両

1月3日の誕生花 千両
ウィキペディアより

 センリョウ(千両、学名:Sarcandra glabra)は、インド、マレーシア、日本を原産地とするセンリョウ科センリョウ属の常緑小低木です。光沢のある薄く皮質の葉を持ち、葉縁は鋸歯があります。花には花被がなく、雌雄同体の無花被花で、夏に緑色の雌蕊と薄緑色の雄蕊をつけます。冬には赤い球形の果実が成り、その多さからその名がつけられました。特に美しい果実をつける冬季は、正月の縁起物として広く利用されます。

色や特徴などの詳細

 センリョウの特徴は、葉が光沢があり、薄く皮質であること、また葉縁に鋸歯があることです。無花被花とされる花被のない花を咲かせ、雌雄同体です。雌蕊は緑色で、その横に薄緑色の雄蕊が付きます。冬には目を引く赤い果実をつけ、これが寒い季節の風景を彩ります。

花言葉

 センリョウの花言葉は「富貴」または「富」です。これは、豊富に実をつける様子から「千両」の名がついたこと、そしてその名が象徴する富を表しています。この花言葉は、経済的な豊かさだけでなく、内面的な豊かさや充実感、または幸運といった意味合いも含まれています。

メッセージ

 センリョウを贈るときのメッセージとしては、相手への豊かな祝福や願いを表現することができます。また、相手の幸運や成功を祈る意味合いも込められています。

歴史・伝承

 センリョウは古くから縁起の良い木として知られ、その美しい果実は特に正月飾りによく用いられます。また、庭木や寺木、床飾りの寄せ植え、生け花など、様々な場面でその美しさが活かされてきました。

その他

 センリョウは、別名クササンゴ(草珊瑚)とも呼ばれます。また、黄色い実が成るものは、キミノセンリョウ(黄実千両、学名:Sarcandra glabra f. flava)と呼ばれることもあります。こうした色のバリエーションは、その見た目の楽しさをさらに増しています。

ウィキペディアより

 センリョウは、東アジアから東南アジア、南アジアに生息する、高さ50~150cmの常緑の小低木です。葉は対生し、鋭い鋸歯があり、花は単純な構造をしています。冬に赤い美しい果実をつけ、新年の飾りや観賞用としてよく使われます。その他にも、草珊瑚(クササンゴ)とも呼ばれます。

 特に、センリョウの注目すべき特性は、被子植物の中で唯一、維管束に道管を持たないという点です。道管は、水や養分を運ぶための構造で、一般的に被子植物には見られますが、センリョウでは存在しないとされています。この特性は植物の進化を考える上で重要な情報を提供しています。

 人間との関わりとしては、正月の飾りや縁起物として利用され、特に冬に美しい果実をつけるために人気があります。また、観賞用として庭植えや鉢植えで広く栽培され、江戸時代から生け花などにも用いられてきました。

 また、生薬としても用いられ、特に中国では、抗菌、消炎、去風除湿、活血、止痛の効能があるとされています。センリョウからは200種以上の化学物質が単離同定されており、その中には例えば、セスキテルペン(C15H24)、フラボノイド(C15H10O2)、フェノール酸(C6H5OHCOOH)、クマリン(C9H6O2)などが含まれます。これらは抗菌、抗ウイルス、抗炎症、抗腫瘍、抗血小板減少症の効果が確認されています。また、一部地域ではセンリョウをお茶として利用する習慣もあります。