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1月2日の誕生花 日本水仙

1月2日の誕生花 日本水仙
ウィキペディアより

 ニホンズイセン(日本水仙)は、ヒガンバナ科スイセン属の球根植物であり、名前とは異なり原産地は地中海沿岸地域です。中近東を経由し中国南部から日本へと渡来したとされています。日本では主に暖地の海岸線に生育しており、その美しい風景は福井県越前海岸、伊豆下田の爪木崎、兵庫県淡路市などで見ることができます。

色や特徴などの詳細

 ニホンズイセンの花は、純白の花被片と中心部の黄色い筒状の副花冠が特徴で、美しいコントラストを描きます。花茎は長く、葉茎は緑色で細長く、厚みがあります。その姿はショウブの葉を小さくした形をしているとも言われています。開花期は12月から翌年の2月で、寒い季節に咲く花という点で人々に親しまれています。なお、全草、特に球根には毒性があるため注意が必要です。

花言葉

 ニホンズイセンの花言葉は「うぬぼれ」です。これは、ギリシャ神話の美少年ナルキッソスが自分の美しさに酔ってしまい、水面に映る自身の姿に恋をしてしまったという伝説に由来しています。その美少年が水仙の花に変わったとされ、花言葉にその伝説が反映されています。

メッセージ

 ニホンズイセンを贈るときのメッセージは、自己愛や自尊心の強さを表現することができます。また、それは自己への信頼や、困難を乗り越えるための自信を象徴するものとも解釈することができます。

歴史・伝承

 ニホンズイセンは、地中海沿岸地域から中国を経由して日本へ渡ってきたとされ、室町時代以前にはすでに日本に存在していました。日本では野生化が進み、特に暖地の海岸線に自生しています。群生地として知られる福井県越前海岸、伊豆下田の爪木崎、兵庫県淡路市では、冬の寒さにも関わらず、これらの地で咲くニホンズイセンの美しい風景は多くの人々を魅了してきました。

その他

 ニホンズイセンは、別名として日本寒水仙、寒咲き日本スイセン、スイセン(水仙)、フサザキスイセン(房咲き水仙)などとも呼ばれています。また、花の中心部にある黄色い副花冠は、スイセンの一種であることを示す重要な特徴であり、これにより他の植物と区別されます。毒性があるため食用には適しませんが、昔から薬用として利用されてきたこともあります。