1月の誕生花 水仙
スイセン(学名:Narcissus spp.)は、欧州南部から地中海沿岸地域原産のヒガンバナ科スイセン属の耐寒性球根植物です。スイセンはその美しい花形と多彩な花色が特徴で、主に冬から春にかけて黄色、白、オレンジ、ピンクの花を下向きに咲かせます。また、その花は約3~8cmの大きさで、草丈は15~50cmになります。
花言葉
スイセンの花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」とされています。これは、自身の姿に恋をしてしまったギリシャ神話の美少年ナルキッソスの伝説から来ています。クチベニズイセンという品種は、「すてきな装い」という花言葉を持ち、これはその美しい紅色の副花冠がまるで口紅をつけているかのように見えることから名付けられました。
メッセージ
スイセンを贈るときのメッセージは、その花言葉「うぬぼれ」「自己愛」から、自己を見つめ直す時間を持つことの大切さや、自分自身を大切にすることの重要性を伝えることができます。
歴史・伝承
スイセンは、美少年ナルキッソスが自分自身の姿に恋をし、その苦しみで亡くなった後、その場所から生えた花とされるギリシャ神話に由来します。また、「水仙」という名前は、中国の古典の「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という言葉から来ており、その清楚な姿が仙人に例えられて名付けられました。
その他
スイセンは、学名でNarcissus、別名でナーシサスとも呼ばれています。日本の方言では、チチロ、キンデバナ、キンデ、シイセン、ハルダマなどの名前で知られています。また、スイセンはその美しい花形と花色のバラエティから、多くの園芸品種が作出されています。その中でも日本でよく見られる品種には、日本水仙(ニッポンズイセン、学名:Narcissus tazetta var. chinensis)や喇叭水仙(ラッパスイセン)があります。さらに、矮性品種の「ミニ水仙テータテート(Tete a tete、学名:Narcissus cyclamineus 'Tete a tete')」も人気があります。
注意
スイセンは全草、特に球根に毒を含んでいます。そのため、食べると体調を崩す可能性がありますので、絶対に食べないでください。特に子供やペットが誤って食べないよう注意が必要です。
1月の誕生花
1月の誕生花一覧
- 福寿草(1月1日)
- 日本水仙(1月2日)
- 千両(1月3日)
- シクラメン(1月4日)
- 蠟梅(1月5日)
- スミレ(1月6日)
- 芹(1月7日)
- 母子草(1月8日)
- 一人静(1月9日)
- スノードロップ(1月10日)
- 胡蝶蘭(1月11日)
- 春山茶花(1月12日)
- 水仙(1月13日)
- 小手毬(1月14日)
- パンジー(紫)(1月15日)
- 満作(1月16日)
- ナズナ(1月17日)
- 雪割草(1月18日)
- チオノドクサ(1月19日)
- 椿(赤)(1月20日)
- ピンクッション(1月21日)
- 黄梅(1月22日)
- シロタエギク(1月23日)
- 紅梅(1月24日)
- 椿(白)(1月25日)
- アマリリス(1月26日)
- 雛菊(デイジー)(1月27日)
- 初雪草(1月28日)
- ツルバギア(1月29日)
- サクラソウ(1月30日)
- オンシジウム(1月31日)