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1月20日の誕生花 椿(赤)

1月20日の誕生花 椿(赤)
ウィキペディアより

 赤い椿(Camellia japonica)は、非常に美しい赤色を持つ花弁と、艶やかな常緑の葉を持つことで知られています。花の形状は円形で、直径は3cmから15cm程度で、極大輪、大輪、中輪、小輪、極小輪と呼ばれる大きさの区分があります。花びらが基部でつながっているため、花は一つずつ落ちるのではなく、一つのまとまりとして落ちます。これが「落椿」と呼ばれ、日本では不吉の象徴とされてきました。

花言葉

 赤い椿の花言葉は「気取らない優美さ」です。これは、椿が寒い冬の間も葉を落とさずに美しさを保つ常緑樹であり、自然の厳しさにも負けずに美しく咲き続けるその姿から来ています。また、「あなたを待つ」、「控えめな心」、「高貴」などの花言葉も持っています。これらの花言葉は、椿が自然界の厳しさに耐え、一年を通して美しさを保ち続ける様子と、花が一つずつしっかりと咲き、それが一つのまとまりとして落ちる特性から来ています。

メッセージ

 赤い椿を贈るときのメッセージは、「あなたの美しさは自然で、控えめで、それでいてとても魅力的です」や、「あなたを待つことは喜びであり、あなたと過ごす時間は価値がある」というようなメッセージを込めることができます。また、「あなたの美しさと強さは、どんな困難にも負けない」というメッセージも考えられます。

名称

 「ツバキ」の名前は、「強葉木(つばき)」、「艶葉木(つやはき)」、「厚葉木(あつばぎ)」など、その葉の特性を表す様々な語源から派生したとされています。「椿」は日本で作られた国字で、春に花が咲くことを表しています。また、「Camellia」という学名は、ツバキを初めて西洋に紹介したカール・ツィーグルムの友人で、イエズス会の神父で植物学者であったジョージ・カメルにちなんで名付けられました。

その他

 赤い椿は日本では古くから親しまれ、様々な芸術作品に描かれてきました。また、その木材は櫛や杖などに使われ、果実からは椿油が採取されます。椿の古木は伝説によれば化けることがあり、その存在は民話や伝承にも色濃く残っています。

文化

 ツバキは日本文化に深く根付いており、特に茶道では大変重んじられています。冬の炉の季節には茶席が椿一色となり、「茶花の女王」とも称されています。また、ツバキは花弁が一つずつ落ちずに一つのまとまりとして落ちるため、首が落ちる様子を連想させ、日本においては不吉とされてきました。このため、病人への見舞いに持っていくことはタブーとされています。この風習は、日本の美意識と道徳感覚が反映されたものと言えるでしょう。