1月4日の誕生花 シクラメン
シクラメンは、Primulaceae(サクラソウ科)の一種で、ヨーロッパ南部、地中海東部地域を原産とする球根植物です。非常に美しい花を咲かせることで知られ、特に冬の間に鮮やかな花を楽しむことができます。花の形状は特徴的で、花弁は5枚で、後方に強く反り返ります。色は、白、ピンク、赤と多彩で、その美しさから鉢植えや切り花として親しまれています。
花言葉
シクラメンの花言葉は色によって異なります。一般的な花言葉としては、「遠慮」「気後れ」「内気」「はにかみ」が挙げられます。これらの花言葉は、雨から花粉を守るために下向きに咲くシクラメンの花が、恥ずかしげな姿をしているように見えることから生まれました。また、赤いシクラメンの花言葉は「嫉妬」で、これはその色彩と、そり返った花びらが炎のように見えることから来ています。白いシクラメンの花言葉は「清純」で、純粋な白色から連想されます。そして、ピンクのシクラメンの花言葉は「憧れ」「内気」「はにかみ」で、淡いピンク色から恥じらいや、優しさを感じさせるとされています。
メッセージ
シクラメンを贈るときのメッセージは、その花言葉から考えることができます。例えば、白いシクラメンを贈るときは、相手に対する純粋な気持ちや清らかな感情を伝えたい時に適しています。ピンクのシクラメンを贈るときは、あなたが相手を憧れている、あるいは、あなた自身が恥ずかしがりやであることを伝えたい時に良いでしょう。そして、赤いシクラメンを贈るときは、あなたの強烈な感情、特に「嫉妬」を伝えたいときに適しています。ただし、花言葉には様々な解釈がありますので、自分の気持ちを確認し、それを伝える最善の方法を選びましょう。
歴史・伝承
シクラメンは古代から広く知られ、多くの神話や伝説に登場します。例えば、シクラメンが下を向いて咲くのは、ソロモン王が王冠に花のデザインを取り入れようと思い、様々な花と交渉するが断られ、唯一承諾してくれたシクラメンが恥ずかしさと嬉しさのあまりにうつむいてしまった、という伝説があります。また、シクラメンの英名「sowbread」は、シクラメンの球根を食べる放し飼いの豚から来ています。
語源
シクラメンの学名「Cyclamen」は、ギリシア語で円を意味する「kiklos」から派生したものとされています。これは球根の丸い形状を表しています。また、和名の「カガリビバナ」は、そり返った花びらの形状を「かがり火」に見立てたことに由来しています。
その他
シクラメンは、その美しさと特徴的な形状から、多くの愛称で呼ばれています。例えば、豚がシクラメンの球根を食べることから、「ブタノマンジュウ」とも呼ばれます。また、花の形がかがり火に似ているという理由から、「カガリビバナ」や「篝火花」とも呼ばれます。日本では特に鉢植えのシクラメンが人気で、その栽培量はトップクラスとされています。
1月の誕生花
1月の誕生花一覧
- 福寿草(1月1日)
- 日本水仙(1月2日)
- 千両(1月3日)
- シクラメン(1月4日)
- 蠟梅(1月5日)
- スミレ(1月6日)
- 芹(1月7日)
- 母子草(1月8日)
- 一人静(1月9日)
- スノードロップ(1月10日)
- 胡蝶蘭(1月11日)
- 春山茶花(1月12日)
- 水仙(1月13日)
- 小手毬(1月14日)
- パンジー(紫)(1月15日)
- 満作(1月16日)
- ナズナ(1月17日)
- 雪割草(1月18日)
- チオノドクサ(1月19日)
- 椿(赤)(1月20日)
- ピンクッション(1月21日)
- 黄梅(1月22日)
- シロタエギク(1月23日)
- 紅梅(1月24日)
- 椿(白)(1月25日)
- アマリリス(1月26日)
- 雛菊(デイジー)(1月27日)
- 初雪草(1月28日)
- ツルバギア(1月29日)
- サクラソウ(1月30日)
- オンシジウム(1月31日)