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1月5日の誕生花 ロウバイ

1月5日の誕生花 ロウバイ
ウィキペディアより

 ロウバイは中国原産の落葉広葉低木で、その透明感のある薄黄色で芳香の良い花は冬の寒さを忘れさせてくれます。その花は、株立ちし、淡灰褐色の樹皮に付きますが、葉は落ちて見えません。特に花びらの半透明でにぶいツヤは、まるで蝋細工のようで美しいです。一方で、内側が暗紫色の品種や、花の両側とも黄色いソシンロウバイ、花が赤紫色のアメリカロウバイなど、色とりどりのバリエーションが楽しめます。

花言葉

 ロウバイの花言葉は、「ゆかしさ」「慈しみ」「先導」「先見」といわれます。「ゆかしさ」と「慈しみ」の花言葉は、まだ花の少ない冬期に、そっと黄色い花を咲かせるロウバイのひかえめで奥ゆかしい姿にちなんでいます。「先導」、「先見」という花言葉は、厳しい冬の終わりを告げ、春の訪れを先導するロウバイの役割を表しています。

メッセージ

 ロウバイの花を贈るときのメッセージは、「あなたの純粋さと慈しみに感動しています」「あなたが先頭を切って道を示してくれることに感謝します」などが考えられます。また、これからの期待を込めて「あなたの先見の明を信じています」といったメッセージも適しています。

歴史・伝承

 ロウバイは17世紀初めの江戸時代に日本へ渡来したとされています。その名前の由来は、漢名の「蝋梅」の音読みであり、陰暦の12月にあたる朧月(ろうげつ)にウメの香りの花を咲かせるためとも、半透明でにぶいツヤのある花びらがまるで蝋細工のようであり、かつ臘月に咲くことにちなむとも言われています。

その他

 ロウバイは別名としてトウバイ(唐梅)、カラウメ(唐梅)とも呼ばれています。また、英名ではwintersweetやJapanese allspiceと呼ばれることもあります。葉形は卵形で、葉序は対生、果実は偽果となり、花托が生長して壺状の偽果になる特徴があります。