1月1日の誕生花 福寿草
福寿草(フクジュソウ)はキンポウゲ科フクジュソウ属に分類される多年草で、黄色の美しい花を早春に咲かせることで知られています。日本を含む東アジアが原産地で、主に山野や和庭園の落葉樹林の下で見かけることができます。花は八重咲きで、太陽の光を浴びると開き、曇天や夕方になると閉じます。その生態から、「春告げ花」とも呼ばれています。
花言葉
福寿草の花言葉は、「幸せを招く」です。この花言葉は、その縁起の良い花名と新春を祝う風習に由来します。また、「永久の幸福」を表す花言葉も持ち合わせており、こちらもその長寿と幸せを祝福する意味合いから生まれたものです。「悲しき思い出」の花言葉は、ギリシャ神話の美少年アドニスの悲劇的な物語に由来しています。
メッセージ
福寿草を贈るときのメッセージとしては、「あなたと一緒に幸せを迎えたい」「あなたに永遠の幸福を」という祝福や願いが込められます。また、黄色い花は明るさや活力の象徴でもありますので、「あなたの人生が明るく、活力に満ちているように」というメッセージも表現できます。
歴史・伝承
福寿草は、旧暦の新年に花を咲かせることから「ショウガツソウ」とも呼ばれ、新春の植物として古くから親しまれてきました。また、その縁起の良い名前から正月の寄せ植えにもよく用いられます。一方で、全草に毒を持つため注意が必要で、その反面で薬用植物としても利用されてきました。乾燥した根茎は「福寿草根(フクジュソウコン)」という生薬として利用され、チンキ剤や浸剤、強心や利尿効果があります。
語源
福寿草の学名「Adonis ramosa」の「Adonis」は、ギリシャ神話に登場する美少年アドニスの名前に由来します。そして、「ramosa」はラテン語で「枝分かれした」という意味があります。また、和名の「福寿草(フクジュソウ)」は、幸福と長寿を意味し、新春を祝う花として名づけられました。
その他
フクジュソウは別名、「ガンジツソウ(元日草)」とも呼ばれます。また、美しい花の姿からは想像できないかもしれませんが、全草に毒を含みます。しかし、その一方で根茎からは生薬が作られるなど、生命力と毒性を兼ね備えた興味深い植物です。
1月の誕生花
1月の誕生花一覧
- 福寿草(1月1日)
- 日本水仙(1月2日)
- 千両(1月3日)
- シクラメン(1月4日)
- 蠟梅(1月5日)
- スミレ(1月6日)
- 芹(1月7日)
- 母子草(1月8日)
- 一人静(1月9日)
- スノードロップ(1月10日)
- 胡蝶蘭(1月11日)
- 春山茶花(1月12日)
- 水仙(1月13日)
- 小手毬(1月14日)
- パンジー(紫)(1月15日)
- 満作(1月16日)
- ナズナ(1月17日)
- 雪割草(1月18日)
- チオノドクサ(1月19日)
- 椿(赤)(1月20日)
- ピンクッション(1月21日)
- 黄梅(1月22日)
- シロタエギク(1月23日)
- 紅梅(1月24日)
- 椿(白)(1月25日)
- アマリリス(1月26日)
- 雛菊(デイジー)(1月27日)
- 初雪草(1月28日)
- ツルバギア(1月29日)
- サクラソウ(1月30日)
- オンシジウム(1月31日)