カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

9月19日 九十九島せんぺいの日

九十九島せんぺいの日
引用元:株式会社 九十九島グループ

 9月19日は九十九島せんぺいの日。「九十九島せんぺい」を地元の銘菓として次世代にも知ってもらおうと、長崎県佐世保市の株式会社九十九島グループが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、九十九から、9月19日とした。

 「九十九島せんぺい」は創業者の「世の中にない、新しい郷土の名物をつくりたい」との想いから誕生したもので、西海国立公園の九十九島をモチーフとした焼菓子。形は縁起物の亀甲型に由来し、散りばめたピーナッツは九十九島の島々を表現している。

◆◆◆

 九十九島せんぺいは、1948年に長崎県佐世保市の菓子店で誕生した地元名物のお菓子です。このせんぺいは、戦後の物資不足の中、地元の住民が持ち寄った粗糖を使って製造され始めました。そして1951年に商品化され、地域の方々に親しまれてきました。

 このせんぺいの特徴は、その独特な形状とデザインにあります。六角形の生地は亀の甲羅を模しており、これは縁起が良いとされる海の象徴です。生地には小麦粉が使用され、その上にはピーナッツが豊富に散りばめられています。ピーナッツは九十九島の島々を象徴しており、美しい自然風景を表現しています。

 また、生地の上にはメレンゲを用いて「九十九島」と白い文字が刻印されています。このメレンゲの使用は、せんぺいの味わいに甘みと軽やかな食感を加えると同時に、視覚的にも楽しめる要素を提供しています。

 名前の「せんぺい」という表記は、通常の「せんべい」と異なり、米粉を使用していないことと、九州地方の方言から来ているとされています。これは、このお菓子が伝統的なせんべいとは異なる独自のアプローチで作られていることを示しています。

 九十九島せんぺいは、出産祝いや企業の販促品など、特注品としても製造されており、顧客が自由に文字を刻印できるサービスを提供しています。これにより、個人や企業が特別なメッセージを込めたオリジナルのお菓子を作成することができます。

記念日とかいろいろ