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~今日は何の日?~

5月8日 ごはんパンの日

 5月8日はごはんパンの日。「ごはんパン」を多くの人に知ってもらうために、有限会社高原のパンやさんが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(5)はん(8)ン」の語呂合わせから、5月8日とした。

 また、ごはんとパンは母のイメージから「母の日」に近いこともその由来のひとつ。

ごはんパンとは

ごはんパン
引用元:高原のパンやさん

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 近年、世界的な小麦の不作や通貨価値の変動などによって、小麦価格の高騰が進んでいます。これに伴い、パンや麺類、お菓子など小麦を主要原料とする食品の価格も上昇傾向にあります。そんな状況の中、日本ではお米を小麦の代替品として見直す動きが広がっています。お米は日本国内でほぼ100%自給されており、価格が安定しているため、食品メーカーを中心にお米を活用した新しい商品開発が進められています。

 その一例が「ごはんパン」です。「ごはんパン」とは、文字通り炊いたごはんを使用して作るパンのことであり、お米の持つ自然な甘みやもちもちとした食感が特徴です。ごはんパンは、米粉を使用した「米粉パン」とは異なり、小麦粉と組み合わせることで、ふっくらとした仕上がりを実現しています。このため、グルテンの摂取を避けたい方以外にも、幅広い層から支持を得ています。

 ごはんパンの魅力は、その万能性にあります。和食のおかずはもちろんのこと、洋食にも合う味わいで、朝食から夕食、おやつまで幅広く活用することができます。また、余ったごはんを活用できるため、食品ロスの削減にも貢献します。自宅での調理が可能であり、ホームベーカリーを使用すれば、さらに手軽にごはんパンを楽しむことができます。

 このように、ごはんパンは日本の食文化と深い関わりを持つお米を活用した新たな食の形として注目されています。小麦の価格が高騰する中で、お米を使ったごはんパンは、経済的かつ健康的な食生活を支える一つの選択肢となり得ます。あなたも、もちもちとした食感と自然な甘みが魅力のごはんパンを、ぜひお試しください。

「米粉パン」と「ごはんパン」の違い

「米粉パン」と「ごはんパン」の違い
引用元:Panasonic

 米粉パンは、小麦の代わりにお米を砕いて粉末状にした「米粉」を使ってつくるパンのことです。食感は小麦粉のパンにくらべて、もちもち感があるのが魅力です。

 対して、ごはんパンは、小麦粉と炊いた「ごはん」を使ってつくるパンのことです。食感は米粉パンと同様にもちもちしていて、しっとり。ごはんのような自然な甘みがあります。作ってから時間がたっても、硬くなりにくいのも特長です。余ったご飯も使えるのでムダがなく、節約にも繋がります。

Panasonicより

記念日とかいろいろ

高原のパンやさんが作った記念日