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8月9日 パグの日

 8月9日はパグの日。パグの愛らしさとユーモアを世界中に届け、パグの健康と平和を願う日とするため、大きな目と垂れ耳が魅力的な小型犬「パグ」を愛するパグオーナーの小林健介氏が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、パグ(89)」の語呂合わせから、8月9日とした。

パグ

パグの日

 その名前の由来は、ラテン語で「握り拳」を意味する"pugnus"から来ているという説や、中国語で「いびきをかいて眠る王様」を意味する「覇歌(パー・クー)」から来ている、あるいは古い英語で「優しく愛されるもの」から来ているという説などがある。

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 パグは、その独特な外見と愛らしい性格で知られる犬種です。特徴的なしわが多い顔、短いマズル、巻き尾がこの犬種の象徴的な特徴であり、古代から存在する犬種で、その起源は紀元前400年にまでさかのぼります。

 元々は中国で飼育されていたパグは、16世紀にオランダのオレンジ公ウィレムによってヨーロッパに紹介され、特にイギリスで人気を博しました。19世紀にはイギリスのヴィクトリア女王がパグを非常に愛し、これがきっかけで広く一般にも広まりました。ヴィクトリア女王の影響力は大きく、彼女の情熱は他のロイヤルファミリーにも影響を与えたほどです。

 パグは非常に社交的で優しい性格をしており、家庭でのコンパニオンドッグとして理想的です。「multum in parvo(小さな体に多くを)」というラテン語のフレーズがこの犬種のモットーであり、その小さな体からは想像もつかないほどの大きな存在感と愛情を提供します。また、飼い主の気持ちを敏感に察知する能力が高く、人間のパートナーとして非常に忠実です。

 パグの名前の由来には諸説ありますが、最も一般的なのは「pugnus(ラテン語で拳)」から来ているという説です。これはパグの顔が拳に似ているためとされています。また、18世紀に人気だったマーモセット(pug-monkeyとも呼ばれる)に似ていることからこの名前が付けられたとも言われています。

 現代でもパグはその愛嬌と性格で多くの人々に愛されていますが、繁殖による身体的な特徴から健康問題を抱えやすい犬種でもあります。特に呼吸困難を引き起こす可能性のある顔の構造や、目の問題、皮膚病が知られています。これらの問題に対応するため、飼い主は適切な獣医師のケアと注意深い管理が求められます。

 パグはその独特の外見と人懐っこい性格で、世界中の犬好きから愛され続けている魅力的な犬種です。家族の一員として迎えるにあたっては、その健康管理に留意し、長く幸せな生活をサポートすることが大切です。

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