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7月7日 高菜の日

高菜の日
引用元:大平食品株式会社

 7月7日は高菜の日。高菜漬けにしてよく食べられる高菜の需要の拡大を目的に、全日本漬物協同組合連合会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(7)っ葉」と「高(7)」の語呂合わせから、7月7日とした。

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 高菜は、アブラナ科カラシナ属の植物であり、その名の通り、成長すると1メートル以上にもなる大きな野菜です。原産地は中央アジアとされ、中国を経由して日本に伝わり、特に九州地方を中心に栽培・消費されています。高菜が日本で食べられるようになったのは平安時代にさかのぼり、長い歴史を持つ食材です。

 高菜の特徴として、外側の葉は硬く、内側に向かうほど柔らかくなります。少し辛みがあり、生で食べるよりも漬物として食されることが一般的です。特に高菜漬けは日本三大漬け菜の一つとされ、その歴史や文化的価値も高いです。高菜は害虫が少ない冬に育つため、他の野菜に比べて農薬の使用が少なくて済むという利点もあります。

 栄養面では、高菜はβ-カロチンを豊富に含んでおり、これは体内でビタミンAに変換されるため、眼の健康や皮膚の保護に効果的です。さらに、ビタミンCもキウイフルーツに匹敵するほど多く含まれており、抗酸化作用によるがん予防や老化防止などの効果も期待できます。また、ビタミンB群、ビタミンK、鉄分、カリウムなど、他の栄養素もバランス良く含んでいます。

 高菜はその栄養価の高さから、古くから日本人の食生活に欠かせない食材として親しまれてきました。現代においてもその伝統を受け継ぎつつ、多様な料理方法で日々の食卓に彩りを添えています。高菜漬けはもちろん、炒め物やスープ、サラダなど、さまざまな料理に活用されています。

漬け物の豆知識

 細胞膜が食塩、砂糖などの溶液に触れると、その浸透圧で組織構造が攻撃を受けて防圧機能が破壊され、内からも外からも通ずる膜に変化する。この細胞膜の壊れたところから、細胞内に食塩などが入る現象を「漬かる」と呼んでいる。

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