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7月9日の誕生花 クチナシ

7月9日の誕生花 クチナシ
ウィキペディアより

 クチナシ(学名:Gardenia jasminoides)は、東アジア原産で、アカネ科の常緑低木です。その美しい純白の花と強い香りは、庭園や鉢植えでよく見かける風景を作り出します。葉は長楕円形から倒卵形で、つやのある深緑色で鋸歯はありません。花は6弁の整った一重花で、白い花は初めて咲いたときは純白ですが、次第に黄色く変色します。八重咲き品種もよく見かけます。花もちは悪いですが次々と咲き、花期は比較的長いです。そして、その香りは強烈で、遠くからでも気づくことができます。秋にはオレンジ色の果実が実り、その果実は乾燥させて、色素や漢方薬の原料として利用されます。

花言葉

 クチナシの花言葉は「洗練」です。これはクチナシの花が持つ、優雅な形状と清らかな白色、そしてその上品で強い香りから派生しています。これらの特性は、洗練という言葉が象徴する美しい姿や上品な振る舞いを思わせ、人々に心地よい気持ちを与えます。

メッセージ

 クチナシを贈るときのメッセージとしては、「あなたの美しさと上品さに魅了されています」や、「あなたの存在は私の心を洗練させてくれます」などが考えられます。これらのメッセージはクチナシの花言葉「洗練」を元にしており、贈られる人の美しさや上品さを称えるものです。

名称

 クチナシという名称は、果実が熟しても割れないことから来ています。これは果実が「口」を持たないことを示しており、和名クチナシの語源には諸説あるものの、「口がない実の意味から「口無し」という説が一般的です。また、萼を口(クチ)、細かい種子のある果実を梨(ナシ)とする説や、ヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味からクチナシに変化したという説もあります。

その他

 クチナシはその美しさだけでなく、その利用価値でも知られています。果実はサフランと同成分であるクロシンが含まれ、黄色の着色料となります。乾燥させた果実は、栗きんとんを黄色に着色する色素として、また、漢方薬として使われます。最近では、矮性品種として、クチナシより樹高や、花と葉が小振りなヒメクチナシが多く鉢物で出回っています。