7月10日の誕生花 トルコギキョウ
トルコギキョウ(学名:Eustoma grandiflorum)は、北アメリカ南西部から南部、メキシコ、南アメリカ北部の平原や河口に広く分布するリンドウ科の一年草です。特にテキサス州を中心に乾燥した高地から湿った低地まで生息します。その風貌から、キキョウ科の植物と誤解されることがありますが、別名でユーストマ、リシアンサス(Lisianthus)、プレイリー・ゲンティアン(Prairie gentian)とも呼ばれます。
草丈は30〜80 cmで、5月~9月に春によく分枝し、釣鐘型で花径5〜8 cmの紫・桃・白・薄紫・緑・薄黄色などの花をたくさん咲かせます。一重咲きのものから八重咲きのものまであり、花色が豊富で切花としても日持ちが良いため、フラワーアレンジメントやブーケ、矮小性のものは鉢植えとされます。昭和10年代に日本に導入されてからは品種改良が著しく進み、多種多様な色彩と形状を持つ品種が生まれました。
花言葉
トルコギキョウの花言葉は「無邪気な恋」です。これは、その優美な姿から派生した花言葉で、花の姿が心から湧き上がる純真無垢な恋情を象徴しているとされています。特に、その釣鐘状の花がまるで心を込めて恋人に向けた手紙を運ぶ郵便馬車を思わせるとも言われています。
メッセージ
トルコギキョウを贈るときのメッセージとしては、「私の純粋な愛を受け取ってください」や、「心からの思いをあなたに伝えたい」などが考えられます。これらのメッセージはトルコギキョウの花言葉「無邪気な恋」を元にしており、贈る人の純粋な愛情を伝えるものです。
名称
トルコギキョウという名前は、その原産地である北アメリカ南西部から南部、メキシコ、南アメリカ北部の平原や河口に生育する地域が、土耳古(トルコ)に見立てられて名付けられたものと考えられます。また、キキョウに似た花形から「ギキョウ」が名前に付けられましたが、実際にはリンドウ科でありキキョウ科とは無関係です。
その他
トルコギキョウはその小さな種子をピートモスを主体とした粒子の細かいタネまき用の土にまいて育てると良いとされています。また、本葉が4枚になったらポリポットに鉢上げし、春までフレームなどの中で防寒して冬越しさせることが推奨されます。これにより、大きな鉢や花壇に植えつけて育てることが可能となります。
7月の誕生花
7月の誕生花一覧
- 姫百合(7月1日)
- 金魚草(7月2日)
- ヒナゲシ(7月3日)
- 浜茄子(7月4日)
- ラベンダー(7月5日)
- 露草(7月6日)
- ビヨウヤナギ(7月7日)
- カンパニュラ(7月8日)
- クチナシ(7月9日)
- トルコ桔梗(7月10日)
- 瑠璃玉薊(7月11日)
- タイマツバナ(7月12日)
- ペチュニア(7月13日)
- ヤマユリ(7月14日)
- 薔薇(ピンク)(7月15日)
- 日日草(7月16日)
- ムギワラギク(7月17日)
- バーベナ(7月18日)
- 月下美人(7月19日)
- 丘虎の尾(7月20日)
- ハルシャギク(7月21日)
- 夕化粧(7月22日)
- 待宵草(7月23日)
- 芍薬(7月24日)
- ハイビスカス(7月25日)
- カラー(7月26日)
- 百日草(7月27日)
- グロリオーサ(7月28日)
- ダリア(7月29日)
- スカビオサ(7月30日)
- ルドベキア(7月31日)