8月14日の誕生花 ホオズキ
ホオズキ(学名:Physalis alkekengi)は、ナス科ホオズキ属に属する多年草です。原産地はアジアで、特に日本では昔から親しまれてきました。茎の高さは60-80cmになり、葉は互生し、緑色で楕円形をしています。また、葉の縁には鋭い歯があります。梅雨時には葉腋から単生で白~淡黄色の小さな花を下向きに咲かせ、その花は先端が5浅裂する漏斗形をしています。夏には萼が赤く色づき、その内部には球形の果実を宿します。この特異な形状が、ホオズキの特徴的な外観を作り出しています。
花言葉
ホオズキの花言葉は「自然美、不思議、半信半疑」です。この花言葉は、その独特な形状と自然な美しさから生まれています。また、「不思議」と「半信半疑」は、ホオズキが一見すると実際の果実ではなく、花そのもののように見える特異な姿から派生したものです。これらの花言葉は、自然の奇跡と神秘性を感じさせるとともに、見た目だけではなく、物事の本質を探求する意欲を示しています。
メッセージ
ホオズキを贈るときのメッセージは、「あなたの自然な美しさに惹かれています」です。それは、相手の自然体であること、そしてその独特な魅力に魅了されているという意味を持っています。これは、ホオズキの花言葉「自然美」から導き出されています。
名称
ホオズキという名前は、その独特な形状がほおづき(提灯)に似ていることから来ています。また、古語では「カガチ」や「アカカガチ」とも呼ばれ、これは「ヤマタノオロチ」の目を連想させる赤く輝く果実の姿から名付けられました。
その他
ホオズキは、観賞用だけでなく、伝統的に薬用としても用いられてきました。解熱や咳止め、虫下しに用いられることが多く、特に果実と根にはそれらの効果があります。また、一部のホオズキは実が食用となるものもありますが、一般的なホオズキの果実は有毒なため、食用には適していません。
文化
日本では、浅草寺の「ほおずき市」が有名で、毎年夏には鉢仕立てのホオズキが多く売られます。この市の起源は、同じホオズキ属のセンナリホオズキ(Physalis angulata)を買い、夏の病気に備えたことにあります。そのため、ホオズキは夏の季節を感じさせる花として広く親しまれています。
8月の誕生花
8月の誕生花一覧
- オシロイバナ(8月1日)
- ノコギリソウ(8月2日)
- 金盞花(8月3日)
- ヒナゲシ(8月4日)
- 百日紅(8月5日)
- 朝顔(8月6日)
- アンスリウム(8月7日)
- 睡蓮(8月8日)
- ブーゲンビレア(8月9日)
- タンジー(8月10日)
- ハクチョウゲ(8月11日)
- キバナコスモス(8月12日)
- 鷺草(8月13日)
- 鬼灯(8月14日)
- 蓮(8月15日)
- ペチュニア(8月16日)
- ネムノキ(8月17日)
- タチアオイ(8月18日)
- フランネルフラワー(8月19日)
- マリーゴールド(8月20日)
- 松葉牡丹(8月21日)
- トレニア(8月22日)
- ルコウソウ(8月23日)
- ヒメヒオウギズイセン(8月24日)
- ヒオウギ(8月25日)
- センジュガンピ(8月26日)
- タイム(8月27日)
- クロユリ(8月28日)
- ソラナム(8月29日)
- 月見草(8月30日)
- 初雪草(8月31日)