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8月19日の誕生花 フランネルフラワー

8月19日の誕生花 フランネルフラワー
ウィキペディアより

 フランネルフラワーは、セリ科アクチノータス属の常緑多年草で、オーストラリア原産の植物です。その名前は、花や葉、茎に密生する細かい毛が、柔らかい毛織物のフランネルに似ていることから来ています。花の色は白もしくはクリーム色、複色で、花弁の先に緑色が混ざっています。特に春と秋に豊富な花を咲かせ、その開花期が長いことで知られています。草丈は30-100cmで、その葉は美しいシルバーグリーン色をしています。また、日当たりの良い場所を好み、乾燥に比較的強いですが、極端な乾燥、霜、高温多湿には弱いです。

花言葉

 フランネルフラワーの花言葉は「純粋な愛」です。その白やクリーム色の花は、純粋な心や無垢な愛情を象徴します。また、この花言葉は、フランネルフラワーが難しい環境でも美しく咲き誇る姿から、純粋な愛情の力を示しています。愛は、困難を乗り越えてこそ真価を発揮する、という考え方が込められています。

メッセージ

 フランネルフラワーを贈るときのメッセージは「私の愛は純粋で変わらない」です。これは花言葉「純粋な愛」に基づいており、贈る人が受け取り手への愛情を強く誓っていることを示しています。フランネルフラワーの花が咲き誇る姿は、困難さえも乗り越えて愛情を示す強い決意を表しています。

名称

 フランネルフラワーという名前は、その特徴的な質感からきています。フランネルとは、柔らかい毛織物を指す英語で、この花や葉、茎に生える細かい毛が、まさにそのフランネルのような感触を持つからです。この視覚的、触覚的な特徴からその名前がつけられました。なお、学名の「Actinotus helianthi」はギリシャ語の「actino(放射状)」と「anthi(花)」が由来で、花が放射状に広がっている様子を表しています。

その他

 フランネルフラワーは、日本では2009年に岐阜県農業技術センターが品種改良をしたことにより、「フェアリーホワイト」という種類が鉢花として流通しました。そのため、以前は輸入切り花のみが流通していましたが、現在では鉢花の流通が増えています。また、原種の他に矮性品種も存在し、その取り扱いが容易なことから広く親しまれています。また、栽培にあたっては、酸性の土を好み、水はけがよい環境が適しています。