8月2日の誕生花 ノコギリソウ
ノコギリソウは、キク科ノコギリソウ属の一種で、多年草や宿根草として知られています。別名ノコギリバナやハゴロモソウなどとも呼ばれ、その名の由来は特徴的な葉の形状からきています。その葉は掌状に深く裂け、鋭い鋸歯がついています。これがまるでノコギリのように見えるため、ノコギリソウと名付けられました。この草は高さが50-100cmになり、夏から秋にかけて頭花を咲かせます。花は5-7個の舌状花で、先端が三つに浅く分かれ、これらが密に集まって散房花序を形成します。原産地は日本、朝鮮半島、中国で、本州と北海道の高地に自生します。
花言葉
ノコギリソウの花言葉は「回復」です。これは、古くから薬草として利用されてきたノコギリソウの効能にちなんでいます。また、「軽やかさ」や「自由」も花言葉に含まれており、これはノコギリソウが風に軽やかに揺れる姿からきています。これらの花言葉は、困難を乗り越えて新たな道へ進む強さや、束縛からの解放、新たなスタートを祝う希望を象徴しています。
メッセージ
ノコギリソウは、困難な状況を乗り越えて回復した人への贈り物として適しています。また、「新たなスタートを祝います」、「束縛からの解放を祝います」など、新しい始まりや自由への期待を込めて贈ることもできます。
名称
ノコギリソウの名前の由来は、その葉の形状からきています。葉が掌状に深く裂け、鋭い鋸歯がついていることから、ノコギリのように見えることからこの名が付けられました。また、ハゴロモソウという名前は、その葉の形状が天女が天から地上へ降りる際に着るとされる羽衣に似ているところから来ています。
その他
ノコギリソウは、古くから薬草として利用されてきました。その茎から取った枝葉を乾燥させたものは筮竹として用いられ、卜筮(筮竹を使って占うこと)の道具としても用いられました。また、その美しい花は切花やドライフラワーとしても利用されます。
文化
ノコギリソウは、日本の風景や文化に深く結びついています。古くからその薬用の価値を認識していた日本人は、ノコギリソウを占いの道具としても用い、その存在は日本の古代からの風俗や信仰に影響を与えてきました。また、その美しい花は風情を感じさせ、自然を愛する日本人の心に深く響きます。
8月の誕生花
8月の誕生花一覧
- オシロイバナ(8月1日)
- ノコギリソウ(8月2日)
- 金盞花(8月3日)
- ヒナゲシ(8月4日)
- 百日紅(8月5日)
- 朝顔(8月6日)
- アンスリウム(8月7日)
- 睡蓮(8月8日)
- ブーゲンビレア(8月9日)
- タンジー(8月10日)
- ハクチョウゲ(8月11日)
- キバナコスモス(8月12日)
- 鷺草(8月13日)
- 鬼灯(8月14日)
- 蓮(8月15日)
- ペチュニア(8月16日)
- ネムノキ(8月17日)
- タチアオイ(8月18日)
- フランネルフラワー(8月19日)
- マリーゴールド(8月20日)
- 松葉牡丹(8月21日)
- トレニア(8月22日)
- ルコウソウ(8月23日)
- ヒメヒオウギズイセン(8月24日)
- ヒオウギ(8月25日)
- センジュガンピ(8月26日)
- タイム(8月27日)
- クロユリ(8月28日)
- ソラナム(8月29日)
- 月見草(8月30日)
- 初雪草(8月31日)