カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

8月29日の誕生花 スパティフィラム

8月29日の誕生花 スパティフィラム
ウィキペディアより

 スパティフィラム(Spathiphyllum)は、サトイモ科スパティフィラム属に属する常緑多年草で、熱帯アメリカや東南アジアが原産地です。この植物は湿地に自生し、その葉は深緑色でササのような形状をしています。草丈は30~80cmに達し、葉の間から細長い花茎が出て、先端には白い仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた肉穂花序がつきます。この花序の上部に雄花が付き、下部の約10%に雌花が付きます。観賞用としてよく使われ、特に室内での栽培が一般的で、その美しい葉と白い仏炎苞が鑑賞の対象となります。

花言葉

 スパティフィラムの花言葉は「清らかな心」です。この花言葉は、スパティフィラムの純白の仏炎苞と緑の葉の美しいコントラストから生まれました。また、この植物が乾燥に弱く、水分を与えることでしおれた葉を元に戻すことから、恒常的な清浄さとリフレッシュを象徴しています。

メッセージ

 スパティフィラムを贈るときのメッセージは「あなたと共に清らかな心でいたい」です。このメッセージは花言葉「清らかな心」に基づいており、贈り主が受け取り手に対する純粋で清らかな心情を伝えたいという意図を表しています。

名称

 スパティフィラムという名前は、この植物の特徴的な形状から名付けられました。スパティフィラムはギリシャ語の「spathi」(剣)と「phyllon」(葉)を組み合わせたもので、剣のように細長い葉を持つことからこの名前がつけられました。また、日本では稀に「ササウチワ(笹団扇)」と呼ばれますが、一般的にはスパティフィラムと呼ばれることが多いです。

その他

 スパティフィラムは日照不足には強いが、花を多く咲かせるには肥料と光を必要とします。また、日陰から急に日向に移すと葉焼けを起こしやすいので注意が必要です。栽培に際しては、株分けや実生によって増やすことが可能です。一般的に、スパティフィラムは丈夫で育てやすく、小鉢から中鉢で楽しむ室内向けの植物として人気があります。