8月5日の誕生花 サルスベリ
サルスベリは、ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木で、学名はLagerstroemia indicaとされています。原産地は中国で、日本へは江戸時代に伝来したと言われています。木皮が滑らかで、木登りが得意なサルでも滑ってしまうということから「サルスベリ」の名前がつきました。また、その花が長期間、特に7月から9月の間にわたって咲き続けることから、「百日紅(ヒャクジツコウ)」とも呼ばれています。サルスベリは丈夫な樹木で、強い日差しや乾燥に耐えることができます。新梢を伸ばしながら枝先に花芽をつくり、夏から秋にかけて次々と開花します。花色は赤紫から薄ピンク、白色までと多彩で、その花は縮緬状の6弁花となり、新芽の枝先に円錐形の花序をつくります。葉は丸みを帯びた楕円形で、特徴的な2対互生、または対生という付き方をします。また、この樹木は落葉し、秋には美しい紅葉を見せます。
花言葉
サルスベリの花言葉は、「不朽」です。これはその花が長期間にわたって咲き続ける特性から来ており、時を超えて存在し続ける強さや永遠性を象徴しています。不朽という言葉は、あるものが時の経過や変化による劣化や消滅から逃れて、ずっとその状態を保ち続けることを意味します。つまり、サルスベリの花言葉は、常に新鮮であり続ける能力、不変の美しさ、あるいは永遠に変わらない真実や愛情を表現しているとも言えます。
メッセージ
サルスベリの花言葉である「不朽」を考えると、この花を贈るときのメッセージは「私たちの絆は永遠に続くでしょう」や「あなたへの私の愛情は変わらない」など、時を超えて持続する感情や関係を表現するものになるでしょう。特に長い付き合いのある友人やパートナー、家族に対するメッセージとして適しています。
名称
サルスベリという名前は、その木の皮がサルでも滑ってしまうほど滑らかであるという特徴から来ています。また、その花が長期間咲き続けることから、「百日紅(ヒャクジツコウ)」という別名も持っています。この名称は、その耐久性や長寿性を表しており、それが花言葉にも反映されています。
その他
サルスベリは、見た目の美しさだけでなく、その性質や特性からさまざまな利用法があります。例えば、うどんこ病に弱いという特性がありましたが、品種改良によってその弱点を克服した種類も生まれています。その耐久性から、夏を代表する花木ともされており、またその美しい花は切花としても利用されます。さらに、矮性品種や、幼木から開花する一才性品種、這い性品種など、多くのタイプと花色があり、庭木や盆栽として利用されることもあります。
8月の誕生花
8月の誕生花一覧
- オシロイバナ(8月1日)
- ノコギリソウ(8月2日)
- 金盞花(8月3日)
- ヒナゲシ(8月4日)
- 百日紅(8月5日)
- 朝顔(8月6日)
- アンスリウム(8月7日)
- 睡蓮(8月8日)
- ブーゲンビレア(8月9日)
- タンジー(8月10日)
- ハクチョウゲ(8月11日)
- キバナコスモス(8月12日)
- 鷺草(8月13日)
- 鬼灯(8月14日)
- 蓮(8月15日)
- ペチュニア(8月16日)
- ネムノキ(8月17日)
- タチアオイ(8月18日)
- フランネルフラワー(8月19日)
- マリーゴールド(8月20日)
- 松葉牡丹(8月21日)
- トレニア(8月22日)
- ルコウソウ(8月23日)
- ヒメヒオウギズイセン(8月24日)
- ヒオウギ(8月25日)
- センジュガンピ(8月26日)
- タイム(8月27日)
- クロユリ(8月28日)
- ソラナム(8月29日)
- 月見草(8月30日)
- 初雪草(8月31日)