8月25日の誕生花 ヒオウギ
ヒオウギ(檜扇、学名:Iris domestica)は、アヤメ科アヤメ属の多年草で、東アジア原産です。高さは60 - 120センチメートル程度に成長し、葉は長く扇状に広がります。この特異な葉の形状が、宮廷人が持つ檜扇に似ていることからその名がついたとされています。また、烏扇(からすおうぎ)とも呼称されることがあります。
8月ごろに咲く花は、直径5 - 6センチメートル程度で、花被片はオレンジ色に赤い斑点が散在し、放射状に開きます。ヒオウギは一日花で、午前中に咲き、夕方にはしぼみます。花後には、4ミリメートル程度の黒く艶のある種子をつけます。
花言葉
ヒオウギの花言葉は「静かな愛」です。これは、一日花として儚く、そして静かに生命を全うするその姿が、「静かな愛」の象徴とされるからです。たとえ一時的でも、その美しさは人々の心に静かに感動を与え、愛情を深めるのです。その愛情は騒がしく表現することなく、静かな形で維持され、長続きするという意味も含まれています。
メッセージ
ヒオウギを贈るときのメッセージは「あなたへの愛は静かに、でも深くあり続けます」です。このメッセージは花言葉「静かな愛」に基づいており、贈り主が受け取り手への愛情を、一日花のように儚く、しかし深く感じていることを表現します。
名称
「ヒオウギ」の名は、葉の形状が宮廷人が持つ檜扇に似ていることからつけられました。檜扇は貴族が持つ雅なアイテムであり、それにたとえられることでヒオウギの花の優雅さが表現されています。
その他
ヒオウギは、その美しさと力強さから庭植えや生け花材料として古くから親しまれてきました。また、根茎部は消炎、解毒効果のある漢方薬として使用されることもあります。さらに、その独特な葉の形状や花の色彩は、視覚的な魅力を放ち、庭や風景を一層鮮やかに演出します。
8月の誕生花
8月の誕生花一覧
- オシロイバナ(8月1日)
- ノコギリソウ(8月2日)
- 金盞花(8月3日)
- ヒナゲシ(8月4日)
- 百日紅(8月5日)
- 朝顔(8月6日)
- アンスリウム(8月7日)
- 睡蓮(8月8日)
- ブーゲンビレア(8月9日)
- タンジー(8月10日)
- ハクチョウゲ(8月11日)
- キバナコスモス(8月12日)
- 鷺草(8月13日)
- 鬼灯(8月14日)
- 蓮(8月15日)
- ペチュニア(8月16日)
- ネムノキ(8月17日)
- タチアオイ(8月18日)
- フランネルフラワー(8月19日)
- マリーゴールド(8月20日)
- 松葉牡丹(8月21日)
- トレニア(8月22日)
- ルコウソウ(8月23日)
- ヒメヒオウギズイセン(8月24日)
- ヒオウギ(8月25日)
- センジュガンピ(8月26日)
- タイム(8月27日)
- クロユリ(8月28日)
- ソラナム(8月29日)
- 月見草(8月30日)
- 初雪草(8月31日)