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11月22日 和歌山県ふるさと誕生日

和歌山県ふるさと誕生日

 11月22日は和歌山県ふるさと誕生日。県民が郷土についての理解と関心を深め、故郷を愛する心を育み、自信と誇りをもってより豊かな郷土を築きあげることを期する日として『ふるさと誕生日条例』で制定されている。

 日付は、明治4年(1871年)11月22日に和歌山・田辺・新宮の紀州3県の統合により現在の和歌山県が誕生したことから、11月22日とした。

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 和歌山県は、その自然豊かな環境と文化的遺産で知られる場所です。紀伊半島の西側に位置し、太平洋に面した美しい海岸線と、深い山々に囲まれた地形が特徴です。北部と南部で気候が異なり、南部は温暖な気候を利用した果樹栽培が盛んで、特に梅とみかんの生産においては日本有数の産地となっています。

 和歌山県は「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にも登録されており、その中でも熊野三山や高野山は多くの修行僧や巡礼者で賑わいます。これらの霊場は、日本の宗教的な背景だけでなく、文化や歴史の面でも大きな価値を持っています。参詣道を歩くことで、古の人々の足跡をたどり、自然と歴史を体感することができます。

 また、和歌山県は「いで湯の郷」としても知られており、その中でも白浜温泉や龍神温泉など、高品質な温泉が多く存在します。これらの温泉は美肌や健康に良い効能があるとされ、多くの観光客にリラクゼーションの場を提供しています。

 食文化においても和歌山県は特筆すべき豊かさを誇ります。新鮮な海産物や山の幸を使った地元料理は、訪れる人々に深い印象を残しています。特に和歌山ラーメンやめはり寿司などの地元グルメは、その独特の味わいで知られ、多くの食通たちを魅了しています。さらに、県内では四季折々の果物狩りが楽しめることも、家族連れには大変魅力的です。

ふるさと誕生日条例

平成元年7月10日
条例第38号
ふるさと誕生日条例をここに公布する。
ふるさと誕生日条例
(趣旨)
第1条 県民が、郷土についての理解と関心を深め、ふるさとを愛する心をはぐくみ、自信と誇りをもって、より豊かな郷土を築きあげることを期する日としてふるさと誕生日を設ける。
(ふるさと誕生日)
第2条 ふるさと誕生日は、11月22日とする。
(県の行事等)
第3条 県は、ふるさと誕生日を中心として、県民の自主的参加のもとに、第1条の趣旨にふさわしい行事を行うものとする。
2 県は、市町村その他の団体に対し、第1条の趣旨に即した行事を行うよう協力を求めるものとする。

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