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8月24日の誕生花 ヒメヒオウギズイセン

8月24日の誕生花 ヒメヒオウギズイセン
ウィキペディアより

 ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙、学名: Crocosmia x crocosmiiflora)は、南アフリカ原産のアヤメ科ヒオウギズイセン属の園芸品種で、耐寒性宿根草です。細長い剣状の葉を持ち、草丈は低めです。夏には、花茎から穂状花序を3~5本伸ばし、多数の下向きの濃橙色や朱赤の花を咲かせます。また、この花は別名モントブレチア(Montbretia)やクロコスミア(Crocosmia)とも呼ばれます。これは、この花を育種したフランス人「Montbret」氏の名前と、花の香りが由来です。特に、「Crocosmia」はラテン語で「crocus(サフラン)」と「osme(香り)」を組み合わせたもので、「サフランの香り」を意味します。その名の通り、乾燥させた花を湯に浸すとサフランの香りがします。

花言葉

 ヒメヒオウギズイセンの花言葉は「楽しい思い出」です。子供の頃、身近に自生していたヒメヒオウギズイセンの橙色の小花が、夏の暑さを忘れさせてくれたかのような、その風景を思い出す人も多いでしょう。花茎の下から次々と咲き上がるその小花たちは、楽しく刺激的な夏の思い出を作り出す存在となります。そんな思い出を形にしたのが「楽しい思い出」という花言葉です。

メッセージ

 ヒメヒオウギズイセンを贈る際のメッセージは「あなたと過ごす時間は、いつも楽しい思い出になります」です。このメッセージは花言葉「楽しい思い出」に基づいており、贈り主が受け取り手と過ごした時間を、いつも心から楽しく感じていることを表しています。

名称

 和名「ヒメヒオウギズイセン」は、「ヒオウギズイセン」という花に似ているが、小さな種類であることからつけられた名前です。「ヒオウギズイセン」は、花の形が扇(ヒオウギ)に似ていて、水辺に自生することから「水仙」をつけたとされ、そこに「ヒメ(姫)」をつけて小さなものを示す形容詞として使っています。また、「モントブレチア」は、この種を育種したフランスの園芸家、モントブレ氏の名前に由来します。その一方、「クロコスミア」は、その花の香りから名付けられたものです。

その他

 ヒメヒオウギズイセンは、成長が早く、非常に丈夫な花で、繁殖力も旺盛です。そのため、庭や空き地などで半野生化して育つこともあります。また、球根植物でありながら、実際の販売では球根よりもポット苗での販売が多いです。夏の暑い時期に元気よく赤やオレンジの花を咲かせることから、暑さに弱い日本の夏でも楽しむことができます。