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8月17日の誕生花 ネムノキ

8月17日の誕生花 ネムノキ
ウィキペディアより

 ネムノキ(合歓木、学名:Albizia julibrissin)はマメ科ネムノキ亜科の落葉高木で、日本や南アジアを原産地としています。樹高は約8メートルに成長し、枝が横に広がる特徴的な形状を持ちます。偶数二回羽状複葉を持ち、これが夜になると閉じる就眠運動をします。この特性からネムノキと名付けられ、見る者に「眠る木」のように映ることでしょう。そして初夏から夏にかけて、枝先に淡紅色の雄しべを持つ花を咲かせます。その見た目は繊細で愛らしいものとなっています。

花言葉

 ネムノキの花言葉は「謙虚な愛」です。この花言葉は、ネムノキが地味ながらも確固とした存在感を持ち、決して主張することなく静かに咲くその姿から来ています。また、花の色や形、香りも派手さはないものの、じっくりと観察すればその魅力を感じ取ることができます。これが「謙虚な愛」を象徴していると考えられます。

メッセージ

 ネムノキを贈るときのメッセージは「あなたと静かに過ごす時間が好きです」です。これは、ネムノキの花言葉「謙虚な愛」から導き出されています。つまり、大げさな愛情表現ではなく、日々の小さな幸せや、ひとときの平穏な時間を大切にしたいという意志を示しています。

名称

 「ネムノキ」という名前は、その就眠運動から来ています。つまり、夜になると葉が閉じる姿がまるで木が眠っているかのように見えるからです。また、その様子は昼夜のリズムに従って行われ、これは植物の体内時計によるものであることが科学的に解明されています。さらに、ネムノキの別名である「合歓木」は、中国の伝統的な文化において、夫婦円満の象徴とされていることに由来します。

その他

 ネムノキの花や樹皮は、乾燥させた後、合歓花(ごうかんか)や合歓皮(ゴウカンヒ)という生薬として利用されます。これらは主に不眠症や不安障害の治療に用いられてきました。また、その葉は一部の昆虫、特にキチョウやカメムシの食草として利用されています。