8月28日の誕生花 クロユリ
クロユリ(黒百合、学名:Fritillaria camtschatcensis)はユリ科バイモ属の高山性の多年草で、北海道から本州中北部の低地から高山の湿った草地に自生しています。この植物は地下に球根を持ち、茎は直立して10-50cmの高さになります。葉は厚くてつやがあり、茎には3-5輪生する葉が数段にわたってつきます。初夏の6-8月に茎の先端に濃紫褐色または黒紫色の花を1-数個咲かせます。この花は鐘状で、斜め下向きにつき、網目模様があります。名前の「クロユリ」はこの花色が黒っぽいことから来ています。
花言葉
クロユリの花言葉は「恋」です。この花言葉は、クロユリの花が長く暗い場所で生きることができ、その力強さから生まれました。また、その深い色合いと香りが、恋心を引き立てる情熱的な雰囲気を生み出すとも考えられています。
メッセージ
クロユリを贈るときのメッセージは「私の思い、受け取ってください」です。このメッセージは花言葉「恋」に基づいており、贈り主が受け取り手に対する熱い思いを伝えたいという意図を表しています。
名称
クロユリという名前は日本での呼び名で、「黒百合」の意味です。これは、その花色が黒っぽいことから来ています。学名のFritillaria camtschatcensisは、植物学者がこの種を初めて発見した場所、カムチャッカ半島から名付けられました。
その他
クロユリは花の美しさと共に、その花には特有の悪臭があります。これは昆虫を引き寄せるためのもので、その独特な臭いから英語では「スカンクユリ」「汚いオムツ」、「外便所ユリ」などと呼ばれることもあります。
文化
クロユリはその美しさから観賞用として人々に愛されていますが、同時にその強い生命力と耐寒性から、高山植物として庭園や山岳地帯での栽培が行われています。また、その花の持つ独特の香りと色合いは、情熱的な愛情を象徴し、恋人たちによって贈り物として選ばれることがあります。
8月の誕生花
8月の誕生花一覧
- オシロイバナ(8月1日)
- ノコギリソウ(8月2日)
- 金盞花(8月3日)
- ヒナゲシ(8月4日)
- 百日紅(8月5日)
- 朝顔(8月6日)
- アンスリウム(8月7日)
- 睡蓮(8月8日)
- ブーゲンビレア(8月9日)
- タンジー(8月10日)
- ハクチョウゲ(8月11日)
- キバナコスモス(8月12日)
- 鷺草(8月13日)
- 鬼灯(8月14日)
- 蓮(8月15日)
- ペチュニア(8月16日)
- ネムノキ(8月17日)
- タチアオイ(8月18日)
- フランネルフラワー(8月19日)
- マリーゴールド(8月20日)
- 松葉牡丹(8月21日)
- トレニア(8月22日)
- ルコウソウ(8月23日)
- ヒメヒオウギズイセン(8月24日)
- ヒオウギ(8月25日)
- センジュガンピ(8月26日)
- タイム(8月27日)
- クロユリ(8月28日)
- ソラナム(8月29日)
- 月見草(8月30日)
- 初雪草(8月31日)