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11月1日 ラジオ体操の日

 11月1日はラジオ体操の日。2018年にラジオ体操制定90周年になることを記念して、株式会社かんぽ生命保険が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、1928年11月1日の朝7時に東京中央放送局から初めてラジオ体操の放送が行われたことから、11月1日とした。

ラジオ体操の豆知識

 

 「いつでも、どこでも、だれでも」気軽に取り組める体操として、株式会社かんぽ生命保険の前身である逓信省簡易保険局によって提唱、開発された。

 現在ラジオ体操には、ラジオ体操第1・ラジオ体操第2・ラジオ体操第3・みんなの体操の4種類があり、ラジオ体操と言えば普通はラジオ体操第1のことを指す。

 ラジオ体操第1は1928年から始まったが、現在放送されているラジオ体操第1は1951年に作られた3代目。

 日本のラジオ体操は、アメリカのメトロポリタン生命保険会社が1925年から放送していたラジオ体操番組 "Setting up exercise" が基となっている。

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 ラジオ体操は、国民の体力向上と健康増進を目的に考案された体操で、日本では広く国民に親しまれている運動です。この体操はラジオ放送を通じて音楽に合わせて行われ、老若男女問わず誰でも簡単に参加できることが特徴です。

 ラジオ体操の始まりは1928年に遡ります。この年、日本放送協会(現NHK)と文部省の協力により「ラジオ体操第一」が作成され、翌1929年から全国放送が行われるようになりました。この取り組みは、アメリカの生命保険会社が1925年に開始した体操番組に触発されたもので、日本でも国民の健康増進を図るために導入されました。

 1951年には、NHKの主導のもとで3代目の「ラジオ体操第一」が作られ、音楽家の服部正によって作曲されました。これは親しみやすい音楽と分かりやすい運動を取り入れることで、幅広い層に受け入れられました。翌年の1952年には、「ラジオ体操第二」が誕生し、より筋力強化に特化した内容となっています。

 1962年には「第一回1000万人ラジオ体操祭」が行われ、大反響を呼び、このイベントは毎年開催される国民的なイベントへと成長しました。これにより、ラジオ体操は日本全国に浸透し、多くの人々に親しまれる運動となりました。

 現在でも、ラジオ体操は多くの地域で朝の定番活動として行われ、学校や地域コミュニティ、職場などで実施されています。特に夏期には多くの子どもたちが参加するイベントとしても知られ、日本の夏の風物詩として定着しています。この体操を通じて、日本国民は健康維持とともに、コミュニティとのつながりを深めています。

記念日とかいろいろ