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11月1日 低GIの日

 11月1日は低GIの日。GI値の低い「低GI」の認知度の向上と理解を深めてもらうために、GIの研究を行っている日本Glycemic Index研究会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「体にいい(11)」の語呂合わせ"Index(指標)"のIを1と見立てて11月1日とした。

GIとは

 GI値とは、食品に含まれる糖質の吸収度合いによる食後の血糖値(血中の糖度)の上がり方を示す指標で、グライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略称。血糖値の上がり方は食品によって異なるため、食品による血糖値の上がり方の違いを比較するために作られた。食後2時間までの血糖値の測定結果を用いて算出される。

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 GI(グライセミック・インデックス)は、食品に含まれる糖質の吸収速度と血糖値の上昇率を数値化した指標です。この数値は、食後の血糖値の上昇をどの程度引き起こすかを示し、特定の食品が消化されて血糖値にどれだけ速く影響を及ぼすかを表します。

 GI値は「高GI」「中GI」「低GI」の三つに分類されます。高GI食品(GI値70以上)は血糖値を急速に上昇させるため、糖尿病のリスク管理や体重管理が必要な人には避けるべきとされています。一方で、中GI食品(GI値56~69)と低GI食品(GI値55以下)は、血糖値の上昇が緩やかであるため、長時間にわたりエネルギーを供給することができ、食後の満足感を長く保つことができます。

 GIの概念は、特に炭水化物の消化吸収に焦点を当てたもので、全ての人々、特に血糖値の急激な変動を避けたい糖尿病患者やダイエット中の人にとって有用な指標とされています。また、GI値が低い食品を選ぶことは、2型糖尿病や心血管疾患のリスクを低減させることにも繋がるとされています。

 食品のGI値を意識することは、単に血糖値を管理するだけでなく、健康的な食生活を送る上での一助となります。GI値を理解し、適切な食品選びを行うことで、長期的な健康維持に寄与することができるでしょう。

記念日とかいろいろ

健康の記念日