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3月30日の誕生花 セイヨウミザクラ

3月30日の誕生花 セイヨウミザクラ
ウィキペディアより

 セイヨウミザクラ(学名:Prunus avium)は、ヨーロッパ、北西アフリカ、西アジアに自生するサクラ属の植物で、果樹のサクランボ(桜桃)の多くの品種がこの種に由来しています。一般に、樹高は15 - 32メートルに達し、紫がかった茶色の樹皮を持つ美しい落葉樹で、幼木は頂芽優勢の傾向が強く、成長すると枝は美しい円錐形になります。葉は、長さ7 - 14センチメートル、幅は4 - 7センチメートルで、その周囲はギザギザであり、先は尖っています。春になると、花と葉が同時に作られ、2つから6つの花が散房花序の形になります。そして、その美しい白い花が咲きます。雌雄同株であり、ハチなどによって受粉します。また、美味しい果実をつけるため、果樹としても親しまれています。一部の地域では、この樹の木材も重要な産業資源となっています。

花言葉

 セイヨウミザクラの花言葉は、「高潔な愛」です。これは、その美しい白い花が純粋さや高潔さを象徴し、また、果実をつけることから、豊かな愛情を表すとされています。花そのものが純粋さや高貴さを象徴する一方で、果実が愛情の豊かさを象徴しているというダブルの意味合いがあります。そして、「高潔な愛」は、純粋で高貴な心からの深い愛情を指しています。

メッセージ

 セイヨウミザクラを贈るときのメッセージは、「私の高潔な愛をあなたに」です。その美しい白い花は純粋さや高貴さを、そして実をつける性質は豊かな愛情を象徴しています。そのため、これらの花を贈ることで、自分の純粋で高貴な愛情を伝えることができます。

名称

 「セイヨウミザクラ」の名前は、日本での一般的な名称です。その名前は「西洋の実をつける桜」を意味し、その名の通り、美しい桜の花を咲かせつつ、美味しい実もつけるという特性を持つ植物です。また、英名の「Wild Cherry」も同様に、野生の桜の木が美味しいチェリーをつけることを意味しています。

その他

 このセイヨウミザクラは、花の美しさだけでなく、その果実の美味しさからも人々に愛されています。しかし、この果実は新鮮な状態ではやや苦みがあり、熟す前の実には青酸配糖体が含まれるため、やや毒性があります。そのため、食べる際には十分に熟したものを選び、必要に応じて加熱調理することが推奨されます。また、その種子もまた動物たちによって広く食べられており、特に鳥や小動物にとって重要な食料源となっています。しかし、齧歯類やシメなどの鳥は、種の硬い殻を割って中身も食べてしまいます。そのため、これらの生物にとっても種子は重要な栄養源となっています。