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3月10日の誕生花 スプレーカーネーション

3月10日の誕生花 スプレーカーネーション
ウィキペディアより

 スプレーカーネーション(学名:Dianthus caryophyllus 'Spray type')は、ナデシコ科ナデシコ属の耐寒性多年草「カーネーション」の1つで、南欧を原産地としています。その特徴は、1本の茎から枝分かれして複数の花が咲く点で、スプレーカーネーションの花は大小さまざまで、その花色も豊富で、白、ピンク、赤、紫、黄色など様々です。これらの特性から、スプレーカーネーションは切花として非常に人気があります。

花言葉

 スプレーカーネーションの花言葉は「女性の愛」で、これはカーネーション全般に共通する花言葉です。その由来は、カーネーションが母の日の花として広く知られており、母性愛、特に無償の愛を象徴していることによります。しかし、スプレーカーネーションは、その一本の茎から枝分かれして咲く多くの花が、女性の持つ多面的な愛情や情緒を象徴しているとも言われています。

メッセージ

 スプレーカーネーションを贈る際のメッセージは、「あなたの愛が私の心を満たしています」、「あなたの愛が多くの人々を幸せにしています」、「あなたの愛情に感謝しています」などが考えられます。女性への感謝の気持ちを表現する際に特に適した花であり、特に母の日には多くの人々がスプレーカーネーションを選びます。

名称

 「スプレーカーネーション」の名前は、その成長形態に由来しています。1本の茎から枝分かれして多数の花を咲かせるその姿が、まるで花が「スプレー」のように広がっているかのように見えることからこの名前が付けられました。一方、「カーネーション」はラテン語の「coronation」(戴冠式)や「carnis」(肉)から派生しており、この花が戴冠式の装飾や祭りで用いられた歴史を示しています。

その他

 スプレーカーネーションは、その美しい花の姿と豊富な色彩から、花束やアレンジメントによく用いられます。また、その丈夫さと長い花持ちが評価され、切花として非常に人気があります。その一方で、栽培にはある程度の手間が必要とされており、茎が弱いため風に弱く、また病害虫に対する耐性も低いという特性も持っています。