3月25日の誕生花 ハナカイドウ
ハナカイドウ(花海棠、学名:Malus halliana)は、バラ科リンゴ属の耐寒性落葉高木で、日本では北海道南部から九州まで広く栽培されています。原産地は中国で、その美しい花は美人の代名詞として古くから用いられてきました。この木は低木から小高木になり、樹高は4 - 8メートルになります。春の4月頃には、淡紅色の花を4 - 6個ほど垂れ下がらせ、花弁は一重または半八重となります。その美しい花は、花柄の長さ3 - 6 cmにつき、直径は3.5 - 5センチメートルあります。さらに、果実は直径2 cmで、10月に熟すことも特徴的です。
花言葉
ハナカイドウの花言葉は「美人の眠り」です。この花言葉は、中国の唐の玄宗皇帝がその美しい花を見て、眠る美人と例えたエピソードからきています。その美しさから美人の代名詞とされ、玄宗皇帝が愛した楊貴妃の美しさを象徴するとも言われています。これは、花の優美な形状と鮮やかな色合いが、美人の優雅さと優美さを象徴しているからでしょう。
メッセージ
ハナカイドウを贈るときのメッセージは、「あなたの美しさは永遠です」です。ハナカイドウの花言葉「美人の眠り」から、その美しさが永遠に続くことを願い、その美しさを讃える意味が込められています。
名称
ハナカイドウという名前は、中国名「海棠」をそのまま読んだものです。また、別名でナンキンカイドウ(南京海棠)、スイシカイドウ(垂絲海棠)、カイドウ(海棠)とも呼ばれます。これらの名前は、その美しさや、花の垂れ下がる特性を表しています。
文化
中国では、ハナカイドウは美人の代名詞とされ、古くから花詩や絵画の題材となっています。また、日本でも広く栽培されており、庭園や公園の美しい景観を作り出す重要な役割を果たしています。その美しい花が一斉に咲く姿は、春の訪れを告げ、新たな生命の誕生を象徴しています。
その他
ハナカイドウは育てやすく、日当たりの良い場所に適した土壌に植えることで、美しい花を咲かせることができます。また、その果実は食べることができますが、結実しないことが多いです。そのため、主にその美しい花を見るために栽培され、庭木や生け垣としても利用されています。
3月の誕生花
3月の誕生花一覧
- 白木蓮(3月1日)
- アルメリア(3月2日)
- 桃(3月3日)
- 菜の花(3月4日)
- アネモネ(3月5日)
- 雛菊(デイジー)(3月6日)
- 二輪草(3月7日)
- チューリップ(赤)(3月8日)
- ストロベリーキャンドル(3月9日)
- スプレーカーネーション(3月10日)
- 君子蘭(3月11日)
- ワックスフラワー(3月12日)
- 金雀枝(3月13日)
- カモミール(3月14日)
- ビオラ(3月15日)
- レウィシア(3月16日)
- 山茱萸(3月17日)
- 花水木(3月18日)
- 薊(3月19日)
- スイートピー(3月20日)
- イカリソウ(3月21日)
- 雲間草(3月22日)
- スイートアリッサム(3月23日)
- 辛夷(3月24日)
- 花海棠(3月25日)
- 片栗(3月26日)
- カルセオラリア(3月27日)
- 槐(3月28日)
- 山吹(3月29日)
- セイヨウミザクラ(3月30日)
- ニゲラ(3月31日)