カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

3月31日の誕生花 ニゲラ

3月31日の誕生花 ニゲラ
ウィキペディアより

 ニゲラ(クロタネソウ)(学名:Nigella damascena)は、キンポウゲ科クロタネソウ属の一年草で、南ヨーロッパから地中海沿岸にかけて自生しています。細い葉が密に生え、その間から現れる花は、見かけ上の花弁が美しく、実際の花弁は退化して目立たない特徴があります。それら見かけ上の花弁は、実は萼であり、青、白、紫紅色など様々な色を持っています。細かな苞と呼ばれる糸状の葉が花を包むように覆い、その形状から観賞価値があります。また、その後に形成される果実は黒く光沢があり、アルカロイドを含んでいますので注意が必要です。これらの果実はドライフラワーとしても利用され、風通しの良い場所で乾燥させると、美しい装飾品になります。

花言葉

 クロタネソウの花言葉は「とまどい」です。この花言葉は、見かけ上の美しい花弁が実際には萼で、本当の花弁は退化しているという特性から来ています。外見と内面の違いにとまどうという意味を象徴し、見た目とは異なる深い部分に気づくきっかけを提供してくれます。また、「とまどい」は恋愛感情の混乱や迷いを表すこともあり、深い感情の表現としてこの花が選ばれることもあります。

メッセージ

 クロタネソウを贈るときのメッセージは、「深い部分を理解して欲しい」です。この花の特徴、すなわち外見の美しさと内面の違いを象徴する「とまどい」の花言葉を考えると、自分の内面や深い感情を理解してもらいたいというメッセージを込めることができます。

名称

 「クロタネソウ」の名前は、日本で一般的な名称で、「黒い種子を持つ草」を意味します。これは、花後に形成される黒く光沢のある果実、つまり種子を持つことから名付けられました。また、その学名Nigellaはラテン語で「黒い」を意味するNigerから来ています。これも同じく、黒い種子に由来する名前です。

その他

 クロタネソウは、その独特の形状と色彩から観賞用に栽培されることが多く、花壇植えや切り花、ドライフラワーとして利用されます。特にドライフラワーとしての利用価値は高く、その黒い果実が乾燥により一層鮮やかな黒色になることから、インテリアとしても非常に人気があります。ただし、種子はアルカロイドを含むので、取り扱いには注意が必要です。