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3月23日の誕生花 スイートアリッサム

3月23日の誕生花 スイートアリッサム
ウィキペディアより

 スイートアリッサム(Sweet Alyssum、学名:Lobularia maritima)は地中海沿岸原産でアブラナ科ロブラリア属(ニワナズナ属)の這性半耐寒性一年草で、無数の小さな4弁花が集まって地面を覆い、絨毯を敷き詰めたように見えます。花色には白や、赤、ピンク、紫等があります。アリッサム(Alyssum)や、学名のロブラリア(Lobularia)、日本の属名のニワナズナ(庭薺)や、ニオイナズナ(匂薺)とも呼ばれます。花に甘い香りが有り、白色の小花が集まって咲くことから、花壇の前列や縁取りに植えると春の風情を感じさせます。

花言葉

 スイートアリッサムの花言葉は「仲直り」です。この花言葉は、無数の小花が互いに寄り添いながら一緒に咲く姿から、困難や誤解を乗り越えて再び絆を深める意味を象徴しています。また、その甘い香りは、和解の際の温かさや優しさを表現しています。

メッセージ

 スイートアリッサムを贈るときのメッセージは、「過去のことは忘れて、また新たに始めましょう」です。花言葉の「仲直り」から、問題や誤解を解消し、改めて新たなスタートを切ることを願う意味が込められています。

名称

 スイートアリッサムという名前は、花に甘い香りがあることが由来で、'Sweet'は英語で「甘い」を、'Alyssum'はラテン語の 'alyssos' からきており、「狂犬病から守る」という意味を持っています。これは、古代ギリシャ・ローマ時代に狂犬病の予防・治療に使われたとされることからつけられました。その他の名前、ニワナズナやニオイナズナは、庭に自生し、香りがあることからの命名です。

その他

 スイートアリッサムは、その美しい花姿と香りから庭木としてだけでなく、グランドカバーや寄せ植えのバイプレイヤーとしても人気があります。また、その丈夫さと育てやすさから初心者でも容易に栽培が可能です。耐寒性がある一方で高温多湿に弱い性質があるため、夏は適度な遮光を行い、冬は寒風や強い霜から避ける管理が必要です。このように少し手間をかけることで、一年中美しい花を楽しむことができます。