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3月2日の誕生花 アルメリア

3月2日の誕生花 アルメリア
ウィキペディアより

 アルメリア・マリチマ(学名:Armeria maritima)は、イソマツ科アルメリア属の多年草で、日本ではハマカンザシ(浜簪)と呼ばれることもあります。原産地はヨーロッパの海岸地帯で、特にイギリスにその存在が多く確認されています。乾燥と塩分に強く、草丈はごく低く、長い茎を伸ばして球状の花序をつけます。花色は桃色、白、赤があります。花の形状が日本の簪(カンザシ)に似ていることから、和名のハマカンザシと名付けられました。

花言葉

 アルメリア・マリチマの花言葉は「共感」です。これは、互いの感情や考えを理解し合う、心が通じ合うという意味を持ちます。花そのものの特性から生まれた花言葉ではなく、花が球状に集まって咲く様子から、一つ一つの花が共に力を合わせて美しい形を作り出す、その姿から共感という花言葉が生まれました。したがって、アルメリアは、心が通じ合う友人やパートナーへのプレゼントとして適していると言えます。

メッセージ

 アルメリアを贈る際のメッセージは、「あなたの気持ちを共有し、理解したい」または、「私たちの心が一つになるように」という意味を込めることができます。その美しい姿と花言葉から、共感や理解、そして絆を表すメッセージを伝えることができます。

名称

 「アルメリア」は、属名であり、「マリチマ」は海洋性を指すラテン語からきています。和名の「ハマカンザシ」は、生息地である海岸(浜)と、その花の形状が日本の伝統的な髪飾り、簪(カンザシ)に似ていることからつけられました。また、その球状に咲く花が、髪に挿す簪のように見えることからこの名前がつけられたともされています。

その他

 アルメリアは、海岸地帯から高山まで広範に生息しており、その生育範囲の広さと種類の多さが特徴です。アルメリア属には約50種が存在し、その中でもアルメリア・マリチマは最も一般的な種です。また、その他に大型で切り花としても利用されるラティフォリア種や、山野草として栽培されるジュニペリフォリア種など、さまざまな利用方法があります。耐寒性を持つこの花は、寒い冬を越えて春に美しい花を咲かせ、花壇やコンテナの装飾に用いられます。また、開花期間が長いという特性から、一年草のように栽培されることもあります。