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4月7日 プリン体と戦う記念日

 4月7日はプリン体と戦う記念日。この記念日をきっかけにプリン体への理解を深め、より健康的な食生活を送ってもらうという目的で、株式会社明治が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、2015年4月7日に「明治プロビオヨーグルトPA-3」が発売されたことから、4月7日とした。

プリン体とは

 細胞の格を構成する核酸の主成分。人が生きるために必須の成分ではあるが、取り過ぎると痛風のリスクが高まる。

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 プリン体は、細胞の中で核酸の一部として存在する化学物質であり、人間の体内でも生成される自然な成分です。核酸は、DNAやRNAの構成成分であるため、プリン体は生命活動に欠かせない要素の一つと言えます。しかし、食品を通じて過剰にプリン体を摂取すると、体内で尿酸に変わります。尿酸の過剰な蓄積は、血中尿酸値の上昇を招き、痛風や高尿酸血症といった健康問題を引き起こす可能性があります。

 プリン体は、特に肉類、魚介類、内臓肉、一部の豆類などに多く含まれています。これらの食品は日常的に広く消費されているため、無意識のうちにプリン体を過剰に摂取してしまうことがあります。そのため、痛風や高尿酸血症のリスクを抑えるためには、これらの食品の摂取量を意識的に管理することが推奨されます。

 プリン体の摂取量をコントロールするための具体的な対策としては、高プリン体食品の摂取を控えめにし、野菜や果物などの低プリン体食品を積極的に取り入れることが挙げられます。また、アルコールの摂取も体内の尿酸値を上昇させる要因となるため、特にビールなどの発酵酒は控えることが望ましいです。

 健康的な生活習慣を通じてプリン体の摂取を適切に管理することは、痛風や高尿酸血症の予防につながります。適度な運動や十分な水分摂取も、尿酸の排出を促し、血中尿酸値の管理に寄与します。自身の体と向き合い、バランスの取れた食事と健康的なライフスタイルを心がけることで、プリン体に関連する健康問題のリスクを低減することができるでしょう。

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