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6月6日 ロムの日

 6月6日はロムの日。携帯電話、パソコン、家電製品、自動車など、さまざまな物に使われているROMについて多くの人に知ってもらうことを目的に、株式会社ロムテックが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、ロム(66)」の語呂合わせから、6月6日とした。

ROMとは

 "Read only memory"の略。その名の通り読み出し専用のメモリで、基本的に一度記録したものは書き換えが出来ない。よって、家電製品やゲームソフト本体などのようなデータを書き変える必要のない機器に入っている。データの保持に電源を必要としない。

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 ROM(Read Only Memory、リードオンリーメモリ)は、コンピュータや電子機器において、データを永続的に保存するための非揮発性の記憶装置です。このメモリは「読み出し専用」とされ、一度プログラムやデータが書き込まれると、それを変更することは通常できません。ROM内のデータは、電源が切れても失われることはなく、機器の電源を再度入れたときにも、即座に利用可能な状態を保持します。

 ROMの主な用途は、コンピュータや電子機器の基本的な起動指示や、システムの基本的な制御プログラム(ファームウェア)を保存することにあります。このため、コンピュータが起動する際に最初に読み込まれるBIOSや、組み込みシステムで使用される基本ソフトウェアなどが、ROMに格納されています。

 ROMにはいくつかの種類があり、プログラムされた後は変更できないマスクROM、一度だけ書き込みが可能なプログラマブルROM(PROM)、電気的に消去して再プログラミング可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)などがあります。それぞれの特性を活かして、用途に応じて選択されます。

 近年では、ROMの技術はさらに進化を遂げ、高速なアクセス速度や、より大容量で効率的なデータ保存が可能となっています。また、フラッシュメモリなどの登場により、書き込み可能な非揮発性メモリも広く利用されるようになりましたが、ROMはその信頼性の高さから、今もなお多くの電子機器で基本的な役割を果たしています。コンピュータやスマートフォン、家電製品など、私たちの日常生活に密接に関わる様々な機器の中核を担うROMの技術は、これからも発展し続けることでしょう。

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