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~今日は何の日?~

9月1日 望菜の日

 9月1日は望菜の日。地震などで被災したときの避難生活で不足しがちなのが野菜。被災時の健康維持のためにも「保存できる野菜」といわれる野菜飲料や野菜スープを備蓄食料に加えてもらおうと、洋菓子などの製造販売で知られるカゴメ株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、望まれるに野菜の菜で「望菜」(ぼうさい)と読むことから、同じ読み方の「防災の日(9月1日)」と同じ、9月1日とした。

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 災害時における避難生活では、栄養バランスが崩れがちで、特に野菜の不足は深刻な問題です。地震やその他の自然災害が発生すると、多くの場合、食料の供給が途絶えがちになり、非常食として用意される缶詰やインスタント食品には野菜成分が少ないことが一般的です。

 野菜はビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含むため、これらを十分に摂取することは健康維持に不可欠です。特にストレスの多い避難生活下では、免疫力の維持や心身の健康を支えるためにも、野菜の摂取は重要です。

 このような状況を踏まえ、非常用の備蓄品としては、ドライ野菜やフリーズドライのスープ、野菜ジュース、ビタミンバーなどが推奨されます。これらは保存が効く上、手軽に野菜の栄養を摂取できるため、災害時の栄養補給として最適です。また、家庭でできる限り、普段から多様な保存食を備蓄し、定期的にその内容を見直すことも、災害発生時の健康管理を助けることに繋がります。

 さらに、可能であれば野菜を中心としたバランスの取れた食事を心がけ、日々からの健康増進を図ることが、災害時においても大きな力となるでしょう。災害は予測不可能ですが、準備は可能です。私たちは、それぞれの立場でできることを行い、未来のあらゆる可能性に備えるべきです。

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