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7月15日の誕生石 仏像真珠

7月15日の誕生石 仏像真珠

 仏像真珠は、仏像の形を模した特殊な養殖真珠の一種で、金属やろうで作成した小さな仏像を真珠貝の内側に貼り付け、真珠層によって仏像が浮き上がるように作られます。その特異な姿から、見る者を神聖な気持ちにさせる力があるとされています。真珠そのものはやや弱い性質を持つものの、貝殻ごと用いるため、実際に手に取って鑑賞することは十分可能です。

石言葉

 仏像真珠の石言葉は「完全」と「霊的パワー」です。これは、真珠が「完全な美しさ」を持つことと、仏像が「霊的な力」を象徴することから来ています。この石は、見る者に対して完全さと、自己を超えた高次元の存在、つまり「霊的パワー」への思いを強く喚起します。また、仏像真珠は、そのユニークな形状から「一体感」や「統一」も象徴するとされています。

パワーストーンの効果

 仏像真珠は、女性の持つ内面的な魅力を美しく輝かせる力を与えるとされています。また、精神をリラックスさせる効果もあり、ストレス解消や安眠の助けともなると言われています。さらに、その霊的な力から、自己啓発や精神的な成長を助け、内面的な平和と調和を促すとされています。

歴史

 仏像真珠は、11世紀末から13世紀頃に中国で考案されました。その方法は、カラスガイの貝殻内面に鉛で作った小さな仏像を挿入し、仏像の表面が真珠層で覆われるようにして作り出されました。この特異な製法は、人々の神聖視や美への憧れ、そして技術の進歩が結びついた結果と言えるでしょう。

伝承

 仏像真珠は、その名の通り仏像の形をした真珠で、その存在自体が信仰の対象となり得ることから、多くの神聖な伝説や信仰が生まれています。特に、仏像が浮かび上がる神秘的な姿から、これを身につけることで霊的な保護を受けられるとも言われています。

その他

 真珠自体の化学式はCaCO3で、主成分はカルシウムカーボネートです。そして、仏像真珠の製造方法には金属やろうが使用されます。真珠の美しい光沢は、多層の真珠層が光を反射・屈折することにより生じます。なお、仏像真珠は6月の誕生石ともされています。