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7月11日の誕生石 半円真珠

7月11日の誕生石 半円真珠

 半円真珠、別名マベパールは、特殊な真珠養殖技術を用いて作られる真珠です。特に、マベ貝の内側に半円状の核を直接挿入し、その核が真珠層で覆われて形成されることで半円の形状を持つ真珠が生まれます。その特殊な形状から、世界中で親しまれています。また、核の形状を変えることでハート型や涙型のマベパールも作られます。マベパールの色は、その形成される貝の種類や環境条件により、白からピンク、イエロー、ブラック、ブルー、グレーなど様々です。これらの色は、貝の中で形成される真珠層の厚さや密度、その他の独特の特性によって決まります。

石言葉

 マベパールの石言葉は「新しい出会い」です。この言葉は、新たな始まり、新たな機会、新たな繋がりを象徴し、自分自身の成長や進歩を促すことを示唆しています。また、この「新しい出会い」は、人間関係だけでなく、新たな価値観や視点、理解といった心の「出会い」をも表しています。

パワーストーンの効果

 マベパールは、「守護」のパワーが強く、身につけることでストレスで疲れた体を癒し、守ってくれるとされています。眠りが浅い人は、この石を枕元に置くと安眠効果があると言われています。また、その美しい光沢は、「美しさ」を象徴し、身につけることで自身の内面的な美しさや優しさを引き立てます。その上、マベパールは、自己の理想を追求し、忍耐力を育てるとされています。

歴史

 マベパールは、日本で初めて養殖に成功した真珠です。真珠養殖技術のパイオニアである御木本幸吉が、日本の海で真珠の養殖に成功した後、さらなる挑戦として始めたのが、マベパールの養殖でした。その美しさと独特の形状から、世界中で人気を博し、現在でも高い評価を受けています。

伝承

 真珠が生まれる過程は、母貝が体内に入ってきた異物を包み込むという、貝の自己防衛機制から始まります。このため、真珠は「生命の再生」と「強い生命力」を象徴するとされ、またその美しい光沢と形状から「純粋さ」や「美しさ」の象徴ともされてきました。

その他

 真珠は主に炭酸カルシウム(CaCO3)でできています。また、その表面には複数の微細な真珠層が重なっており、それが光を反射・屈折させて真珠特有の美しい光沢を生み出しています。真珠は硬度が低いため、取り扱いには注意が必要です。他の宝石や硬い物体と接触しないようにし、使用後は柔らかい布で軽くほこりを払い、保管することで美しさを保つことができます。