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7月31日の誕生石　レッド・ジルコン

　レッド・ジルコンは、その名前が示す通り、美しい赤色をしたジルコンの一種です。ジルコンは最古の鉱物の一つで、数十億年前から存在していると言われています。レッド・ジルコンは、その中でも特に美しい赤色を放つものを指し、宝石として人気があります。また、ジルコン全体としては高い屈折率が特徴で、「ダブリング」と呼ばれる現象が見られます。これは、宝石を正面から見たときに、内部の稜線が二重に見える特性を指します。

色や特徴

　レッド・ジルコンは、鮮やかな赤色が特徴で、その色彩は石の中に含まれる微量の元素によって生じます。ジルコン自体は屈折率が高く、光を強く反射するため、見る角度によってさまざまな輝きを見せます。また、ジルコンは硬度が7.5と比較的高く、耐久性に優れています。

石言葉

　レッド・ジルコンの石言葉は「平安」です。その鮮やかな赤色は、情熱と活力を象徴し、持つ人にエネルギーを与えます。また、心地よい安らぎと平和をもたらし、持つ人やその周りの人々に自分自身の内面的な美しさとやさしさに気づかせます。さらに、持つ人の精神的な苦痛を癒し、静かで平和な生活を導く力があると言われています。

パワーストーンの効果

　レッド・ジルコンは、妊娠や出産の守り石とされ、病気を治し、出産の苦しみから救う効果があるとされています。また、その美しい赤色は活力と情熱を象徴し、持つ人にエネルギーと自信を与えます。さらに、持つ人が平安を感じ、子供が健康で穏やかな生活を送ることを助けると言われています。

歴史

　ジルコンは古くから知られている鉱物で、特にスリランカでは18世紀頃から産出されています。その高い屈折率と美しい輝きから、ダイアモンドと混同されることもありました。そのため、一時期は「品質の低いダイアモンド」と呼ばれていたこともあります。しかし、現在ではその価値が認識され、れっきとした天然石として高く評価されています。

伝承

　古代からジルコンは魔除けの力があるとされ、悪霊を払う護符として用いられました。また、その持つ美しい輝きから、持つ人に美と豊かさをもたらすと言われ、貴族や王侯の間で愛されました。その赤色の石、レッド・ジルコンは特に情熱や活力の象徴とされ、持つ人に強いエネルギーを与えるとされています。

その他

　レッド・ジルコンは別名「赤ジルコン」とも呼ばれます。化学式はZrSiO₄で、ジルコニウムとケイ素から成る酸化鉱物です。また、ジルコンは地球の最も古い鉱物の一つとされ、地球の歴史を解明する上で重要な役割を果たしています。