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7月22日の誕生石 黒勾玉

7月22日の誕生石 黒勾玉
ウィキペディアより

 黒勾玉は、主に黒曜石や黒色のヒスイから作られた黒い勾玉のことを指します。勾玉自体は日本の古代における装身具や祭祀で使用されたもので、その形状はC字形またはコの字形に湾曲した形をしています。黒勾玉はその中でも特に力強さと神秘性を感じさせる存在で、古来から神聖視されてきました。

色や特徴

 黒勾玉は、その名の通り、真っ黒な色を持っています。その深い黒色は神秘性を象徴し、神聖な儀式で使用されることも多かったと言われています。また、その形状はコの字形またはC字形に湾曲した形をしており、一端には孔が開けられ、紐を通して首飾りとされました。

石言葉

 黒勾玉の石言葉は「新たな出発」です。この石言葉は、黒勾玉が持つ力強さと冒険心を表しています。黒勾玉を手にすることで、新たな旅立ちを迎える勇気と力を得ることができるとされています。それはまるで黒勾玉が未知なる道を切り開き、新たな世界への出発を促してくれるようなイメージです。

パワーストーンの効果

 黒勾玉は、自己の内面を見つめ直す力を与えてくれると言われています。深い黒色が内省と自己理解を促し、自分自身の可能性を再認識させる力があるとされています。また、持つ人に対する保護の力も持っており、邪悪なエネルギーから身を守るとされています。

歴史

 黒勾玉は、日本の縄文時代から存在しています。縄文時代の遺跡から発見されるものが最も古く、朝鮮半島へも伝播しました。縄文時代早期末から前期初頭に滑石や蝋石のものが出現し、その後の時代で形状や材質が多様化しました。

伝承

 古来から黒勾玉は、新たな出発や冒険への道しるべとして、また邪悪な力から身を守るという伝説が語り継がれてきました。これらの伝承は、黒勾玉が持つ深い黒色とその特異な形状から来る神秘性と力強さを象徴しています。

その他

 黒勾玉は「黒曲玉」とも呼ばれます。その化学式は黒曜石の場合であればSiO2(二酸化ケイ素)に含まれる微量の鉄やマグネシウムが黒色を呈する要因となります。また、黒色のヒスイの場合は(Na,Al,Fe3+)Si2O6です。