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7月の誕生石 スフェーン

7月の誕生石 スフェーン
ウィキペディアより

 スフェーン、またはチタナイトは、美しい透明性と強い多色性を持つケイ酸塩鉱物で、組成にチタンを含んでいます。この鉱物は、その楔(くさび)状の結晶形状からその名がつけられました。スフェーンという名前は、ギリシャ語の「sphenos」から来ており、「くさび」を意味します。和名では「楔石」と呼ばれています。この鉱物は、その屈折率が高く、多色性も強いため、カットされると非常に魅力的な宝石となります。特に緑色のスフェーンは鮮やかで美しい宝石として評価されます。その輝きはダイヤモンドにも匹敵し、その中には独特の虹色の輝きが見られることもあります。

石言葉

 スフェーンの石言葉は「成功」、「才能の開花」、そして「絆」です。これは、楔が二つのものを強固に結びつける象徴とされることから、「絆」の石言葉が付けられました。また、その独特な輝きは、持ち主の才能や魅力を開花させ、成功へと導くとされています。人生を変える力を持つ石とも言われ、夢や目標を持つ人々からは「成功」の石言葉とともに愛されています。

パワーストーンの効果

 スフェーンはパワーストーンとしても用いられ、その所有者に才能や魅力を開花させる力を与えると信じられています。また、人脈を引き寄せる力も持つとされています。これは、スフェーンの美しい輝きが人々を引き付ける力を象徴していると考えられます。スフェーンの力を借りて、持ち主の人生はより豊かで、成功に満ちたものとなるとされています。

歴史

 スフェーンの利用歴史は非常に古く、古代の文化ではその美しさと特異な特性が評価されていました。また、この石はルビーと並び、7月の誕生石としても知られています。しかし、その脆さと扱いの難しさから、大きな結晶はカットされずにそのまま収蔵されることが多いです。

伝承

 古代の文化では、スフェーンはその持つ美しい輝きと楔の形状から、力と結束、そして成功の象徴とされていました。この伝承は現代でも受け継がれており、スフェーンは成功と才能の開花を象徴する石として人々に愛され続けています。

その他

 スフェーンは、もともと「チタナイト」という名前で知られていました。これは、その組成にチタンが含まれていることから来ています。鉱物としては「チタナイト」と表記され、宝石としては「スフェーン」と表記されることが多いです。また、その多色性と輝きから、ダイヤモンド以上の美しさを持つとも言われていますが、その一方でモース硬度が5から5.5と低く、また脆いため、ルースとして扱う際は注意が必要です。