7月の誕生石 スフェーン
スフェーン、またはチタナイトは、美しい透明性と強い多色性を持つケイ酸塩鉱物で、組成にチタンを含んでいます。この鉱物は、その楔(くさび)状の結晶形状からその名がつけられました。スフェーンという名前は、ギリシャ語の「sphenos」から来ており、「くさび」を意味します。和名では「楔石」と呼ばれています。この鉱物は、その屈折率が高く、多色性も強いため、カットされると非常に魅力的な宝石となります。特に緑色のスフェーンは鮮やかで美しい宝石として評価されます。その輝きはダイヤモンドにも匹敵し、その中には独特の虹色の輝きが見られることもあります。
石言葉
スフェーンの石言葉は「成功」、「才能の開花」、そして「絆」です。これは、楔が二つのものを強固に結びつける象徴とされることから、「絆」の石言葉が付けられました。また、その独特な輝きは、持ち主の才能や魅力を開花させ、成功へと導くとされています。人生を変える力を持つ石とも言われ、夢や目標を持つ人々からは「成功」の石言葉とともに愛されています。
パワーストーンの効果
スフェーンはパワーストーンとしても用いられ、その所有者に才能や魅力を開花させる力を与えると信じられています。また、人脈を引き寄せる力も持つとされています。これは、スフェーンの美しい輝きが人々を引き付ける力を象徴していると考えられます。スフェーンの力を借りて、持ち主の人生はより豊かで、成功に満ちたものとなるとされています。
歴史
スフェーンの利用歴史は非常に古く、古代の文化ではその美しさと特異な特性が評価されていました。また、この石はルビーと並び、7月の誕生石としても知られています。しかし、その脆さと扱いの難しさから、大きな結晶はカットされずにそのまま収蔵されることが多いです。
伝承
古代の文化では、スフェーンはその持つ美しい輝きと楔の形状から、力と結束、そして成功の象徴とされていました。この伝承は現代でも受け継がれており、スフェーンは成功と才能の開花を象徴する石として人々に愛され続けています。
その他
スフェーンは、もともと「チタナイト」という名前で知られていました。これは、その組成にチタンが含まれていることから来ています。鉱物としては「チタナイト」と表記され、宝石としては「スフェーン」と表記されることが多いです。また、その多色性と輝きから、ダイヤモンド以上の美しさを持つとも言われていますが、その一方でモース硬度が5から5.5と低く、また脆いため、ルースとして扱う際は注意が必要です。
7月の誕生石
7月の誕生石一覧
- アクアマリン(7月1日)
- バリスサイト(7月2日)
- ロック・クリスタル(7月3日)
- スター・ダイオプサイド(7月4日)
- プラチナ(7月5日)
- オプシディアン(インディアンの涙)(7月6日)
- スター・ローズ・クォーツ(7月7日)
- ミルキー・オパール(7月8日)
- デーパー・バゲッド・カット・ダイヤモンド(7月9日)
- カリフォルニアン・アイリス(7月10日)
- 半円真珠(7月11日)
- ビキシバイト(7月12日)
- クリソベリル結晶(7月13日)
- スリーカラー・フルオーライト(7月14日)
- 仏像真珠(7月15日)
- アジュライト(7月16日)
- 砂金(7月17日)
- レインボー・ムーンストーン(7月18日)
- ロードクロサイト(透明)(7月19日)
- アクアマリン・キャッツアイ(7月20日)
- モス・アゲート(7月21日)
- 黒勾玉(7月22日)
- ウォーターメロン・トルマリン(7月23日)
- 犬の歯形の真珠(7月24日)
- シェル(貝)(7月25日)
- 枝珊瑚(7月26日)
- メレー・ダイヤモンド(7月27日)
- 涙型液体インクルージョン内包赤色スピネル(7月28日)
- ブラック・オパール(7月29日)
- ヘリオドール(7月30日)
- レッド・ジルコン(7月31日)