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7月21日の誕生石　モス・アゲート

　モスアゲートは、その名前の通り、石の内部に苔が生えたような模様を持つ特徴的なアゲートの一種です。アゲートは石英の一種で、小さな結晶が集まり塊状になったものを指します。特にモスアゲートは、その内部に緑泥石などの緑色の鉱物が入り込んでできた独特の模様が特徴で、その模様がまるで苔や樹木の枝のように見えるためこの名前がつけられました。

石言葉

　モスアゲートの石言葉は「はぐくむ愛」です。この石言葉は、モスアゲートが持つ穏やかで柔らかいエネルギーを表現しています。モスアゲートは、持つ人に対して包み込むような優しさと愛情を提供し、人間関係を深めるための助けを与えるとされています。それはまるで、樹木が苔を育て、地球が生命を育むように、モスアゲートが持つ人の心をやさしく育む、そんなイメージが込められています。

パワーストーンの効果

　モスアゲートは、感情の乱れを整える力があるとされ、そのエネルギーは持つ人を安定させ、周囲の人々との良好なコミュニケーションを促すとされています。また、「豊穣」をもたらす石として古代から崇められ、農作物の成長を助けるとされるエネルギーが含まれています。そのため、農作物や花などの植物の成長を促す力があるとされ、農業の守り神として用いられてきました。

歴史

　モスアゲートは、古代から人間の生活に深く関わってきました。特に、農業の神聖な儀式に用いられ、豊穣と成功をもたらすと信じられてきました。また、持つ人に長寿や富、健康、家内安全をもたらす力があると信じられてきたため、装飾品やお守りとしてもよく用いられました。

伝承

　モスアゲートは、家庭内のいざこざを防ぎ、勇気と行動力を養って対人関係によって起こる失敗や不幸を防ぐと伝承されています。この石を持つことで、心の乱れを整え、コミュニケーションの困難を解決し、人生の困難を乗り越える力を与えてくれると信じられています。

その他

　モスアゲートの和名は「苔瑪瑙」と呼ばれます。その化学式は SiO₂ で、硬度はモース硬度で6.5～7となります。この石は透明から半透明で、色は白、灰色、褐色、黒など、その内部の緑色の模様との対比が美しい石として知られています。