7月29日の誕生石 ブラック・オパール
ブラック・オパールはオパールの一種で、その地色が黒や深灰色といった暗い色合いであり、多彩な色の遊色効果が極めて鮮やかに現れる特徴を持つことで知られています。ブラック・オパールの遊色効果は、特に赤い色彩が出現するものほど評価が高いです。これは、暗色の地色が多彩な遊色を引き立てるため、その美しさは他のオパールと比べても顕著です。その一方で、オパール全般が持つ特性として、熱や衝撃に弱く、硬度も比較的低いという特徴もあります。
石言葉
ブラック・オパールの石言葉は「威嚇」です。その鮮やかな色彩と輝き、そして一見するとその深みに引き込まれそうな黒い地色は、見る者に強烈な印象を与えます。その強烈な印象が、「威嚇」の石言葉に繋がっています。この石言葉は、持つ者が困難に立ち向かう勇気と強さを持つことを示唆しています。
パワーストーンの効果
パワーストーンとしてのブラック・オパールは、魔力のある宝石とされてきました。その虹のような輝きは希望を象徴し、幸せを呼ぶとされています。特に恋愛に効果があるとされ、愛の宝石、キューピッドストーンとも呼ばれています。この宝石を身につけることで、恋愛運を向上させると信じられてきました。
歴史
ブラック・オパールの産地として有名なのはオーストラリアで、全体の産出量の約80%がここから産出されています。また、古代アステカ文明では「ハミングバードの宝石」と呼ばれ、儀式の際の装飾用に用いられていました。
伝承
ブラック・オパールは古代よりその美しさと神秘性から、魔力を持つ宝石とされ、人々の間でさまざまな伝承が生まれました。多彩な色彩が輝くその特性から、希望や愛、幸せを象徴する力があるとされてきました。
その他
ブラック・オパールの化学式はSiO2・nH2Oで、主成分はケイ素(Si)と酸素(O)、そして微量の水分です。日本では「黒蛋白石」とも呼ばれています。その扱いには注意が必要で、熱や衝撃に対して弱いため、適切に保管し、優しく扱うことが必要です。
ウィキペディアより
ブラックオパールは不透明な黒色または濃灰色の天然石で、多彩な色の輝きを放ちます。地色が暗いため、色彩の輝きが一層引き立ちます。ブラックオパールは世界中で見つかりますが、宝石品質のものはオーストラリアのライトニングリッジ地域でしか産出されません。
ブラックオパールの品質は、特性、形状、光沢と輝き、地色、色の範囲、正面の外観、含有物と傷等で決まります。また、オパールは形成過程で無数の微小な二酸化ケイ素の球状粒子が結合し、その結果生じる顕微鏡的な構造によって特有の遊色を見せます。
ソリッドオパール(単一のオパール)は、約5-9%の水分を含む非結晶体のゲル状の二酸化ケイ素(シリカ)から成ります。このシリカは、オパールが形成された白亜紀時代の粘土内の空洞に堆積し、6千万年前にオーストラリアで生成されました。
オパールに混入したポッチ(規則的な配列で固まらなかった二酸化ケイ素の粒子)により、オパールの一部が白っぽくなったり曇ったりします。これらのポッチ成分の多くはライトニングリッジから産出され、最高級のブラックオパールの基底を形成します。
7月の誕生石
7月の誕生石一覧
- アクアマリン(7月1日)
- バリスサイト(7月2日)
- ロック・クリスタル(7月3日)
- スター・ダイオプサイド(7月4日)
- プラチナ(7月5日)
- オプシディアン(インディアンの涙)(7月6日)
- スター・ローズ・クォーツ(7月7日)
- ミルキー・オパール(7月8日)
- デーパー・バゲッド・カット・ダイヤモンド(7月9日)
- カリフォルニアン・アイリス(7月10日)
- 半円真珠(7月11日)
- ビキシバイト(7月12日)
- クリソベリル結晶(7月13日)
- スリーカラー・フルオーライト(7月14日)
- 仏像真珠(7月15日)
- アジュライト(7月16日)
- 砂金(7月17日)
- レインボー・ムーンストーン(7月18日)
- ロードクロサイト(透明)(7月19日)
- アクアマリン・キャッツアイ(7月20日)
- モス・アゲート(7月21日)
- 黒勾玉(7月22日)
- ウォーターメロン・トルマリン(7月23日)
- 犬の歯形の真珠(7月24日)
- シェル(貝)(7月25日)
- 枝珊瑚(7月26日)
- メレー・ダイヤモンド(7月27日)
- 涙型液体インクルージョン内包赤色スピネル(7月28日)
- ブラック・オパール(7月29日)
- ヘリオドール(7月30日)
- レッド・ジルコン(7月31日)