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7月5日の誕生石 プラチナ

7月5日の誕生石 プラチナ

 プラチナは、化学元素記号Pt、原子番号78の元素で、貴金属の一つです。白く、光沢があり、延展性に優れ、化学的に安定しているため、様々な用途で使用されています。その独特な白い輝きと持続性から「永遠の金属」とも称され、高純度のプラチナは非常に美しく、特にジュエリーとしての価値が認められています。

石言葉

 プラチナの石言葉は「婚姻の約束」です。これは、プラチナが持つ特性、すなわち、その美しさ、希少性、堅牢さから派生しています。これらの特性は、婚姻生活の理想と同じであり、そのためプラチナは結婚指輪や婚約指輪の素材として広く選ばれています。特に、その永遠性と耐久性は、結婚の約束、すなわち、夫婦間の永遠の愛と忠誠を象徴するものとされています。

パワーストーンの効果

 プラチナは、自己探求と自己啓発の石とされています。それは、内面的な真実を明らかにし、心の混乱を鎮め、思考を明確にし、個々の目的に集中する力を持つ者に与えると言われています。また、プラチナは愛情の深化を促し、関係の絆を強化するとも言われています。

歴史

 プラチナの使用は古代エジプトにまで遡ることができ、その中でも最古のプラチナ製品は紀元前720年から紀元前659年頃に作られたとされる「テーベの小箱」です。また、スペインの探検家アントニオ・デ・ウジョーアにより1736年から1744年の南米での滞在中に白金が再発見され、ヨーロッパに広まったことから、現在でも多くの宝飾品に利用されています。

伝承

 プラチナは古代からその美しさと希少性から高く評価されてきました。特に、その耐久性と永遠性から「婚姻の約束」の象徴とされ、結婚や婚約の証として利用されることが多いです。また、その白く美しい光沢は純粋さと永遠性を象徴し、愛と献身の象徴とされてきました。

その他

 プラチナは元素であり、その化学式はPtです。和名は白金(はっきん)。白金という名前はオランダ語のwitgoud(wit = 白、goud = 金)の日本語訳であり、これは江戸時代の蘭学者、宇田川榕庵が著した化学書「遠西医方名物考補遺巻八」で初めて使用されました。

語源

 プラチナの名前はスペイン語の「platina」から来ており、「小さな銀」を意味します。これは、スペイン人がプラチナを最初に発見した時に、その白さと銀色の光沢から銀と混同したことに由来します。実際、プラチナはスペイン語で「ピント川の小さな銀 (platina del Pinto)」と呼ばれ、これが元素名のプラチナ (platinum) の語源となりました。