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7月1日の誕生石 バリスサイト

7月1日の誕生石 バリスサイト
ウィキペディアより

 バリサイトは、19世紀に発見された比較的新しい鉱物で、その高品質のものは鮮やかな深いグリーン色で視覚を魅了します。その色合いがターコイズ(トルコ石)に似ているため、一時期はその代用品として指輪やペンダントなどの宝飾品にも用いられていました。しかし、現在ではその美しい色彩と特性が再評価され、人気が高まっています。その硬度は3.5~4.5と比較的低めですが、山型カット、球、ビーズなどの形状に加工することで使用が可能となります。

石言葉

 バリサイトの石言葉は、「自然の稔り」です。この石言葉は、自然から生まれ出たこの美しい石が、豊穣と繁栄を象徴するものとされていることを示しています。その鮮やかなグリーン色は、大地の肥沃さと生命力を象徴し、その美しさからは自然の恵みが感じられます。

パワーストーンの効果

 バリサイトは、富と幸運、豊かさを象徴する石として知られています。その優しいグリーンの色合いが心と感性を豊かに育む力を持つとされ、気持ちが高ぶったときや冷静さを欠いた状態を緩和して優しい気持ちで包み込んでくれるとされています。このように、心の豊かさを育て、ちょっとしたことでは動じない強さを身につける助けとなると伝えられています。

歴史

 バリサイトの名前の由来は、最初に発見された地域であるドイツの地名「Variscia」からきています。このことからも、その歴史と地理的な位置が物語られます。その美しさが注目されるようになり、近年ではパワーストーンとしての人気も高まっています。

その他

 バリサイトの化学式はAl[PO4]・2H2Oと表され、主にアルミニウム、リン酸、水分から成り立っています。その比重は2.4~2.6で、斜方晶系(三方晶系)の結晶を形成します。主な産地はアメリカ、ドイツ、オーストラリアなどです。日本では「バリシア石」や「バリッシャー石」とも呼ばれています。

ウィキペディアより

 バリサイト(Variscite)は、化学式がAlPO4・2H2Oの鉱物で、緑色の宝石として知られています。これは珍しいリン酸塩鉱物で、色は3価クロムの存在によるものです。地表近くでアルミニウム豊富な岩石と反応したリンを含む水が集まることで形成され、クランダル石の白い脈と共に見つかることが多いです。

 1837年に初めて記載されたこの鉱物は、ドイツの地域名から名付けられました。かつてはユタライトとも呼ばれ、判別の難しいトルコ石と混同されたこともあります。近年、その色彩の美しさが評価されて宝石として人気があります。

 バリサイトはアメリカのネバダ州やユタ州、ワイオミング州、さらにはドイツやオーストラリアなど世界各地で見つかります。その美しい緑色から彫刻や装飾品、さらには銀細工にも使われます。トルコ石に似ているけれども、より珍しくて入手困難であるにも関わらず、知名度が低いため価格は比較的安いです。